東京大学精神医学教室120年

出版社: 新興医学出版社
著者:
発行日: 2007-03-31
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784880026619
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商品紹介

本書は、東大精神医学教室の120年に渡る歴史を後世に遺すべく、貴重な資料や写真とともに、44名の教室同窓および関連教室の執筆者により纏められたものである。わが国最高学府における精神科の設立、東大紛争、精神医学の未来……。世代を超えた執筆者たちのそれぞれの想いが数多くのエピソードで綴られ、戦前,戦中、戦後の時代背景を軸に、東京大学の中で何が起こっていたのかが描き出された。教室関係者、精神科医はもちろん、医学史や近代史に興味のある方など幅広い人たちにもお勧めする。

目次

  • 東京大学精神医学教室120年

    ―目次―

    第一部 はじめに代えて─歴史は脈々と今日に─
    「東京大学精神医学教室120年」刊行によせる
    精神科医療史のなかの東京大学精神科
    東京大学医学部精神医学教室120年の歩み
     ─とくに、片山國嘉教授をめぐって─
    分院神経科の50年 
    都立松沢病院と東大医学部精神科 
    PKC物語─榊の臨床講義と呉の症例報告 
    Uchimura Artery (Arteries) 
    文学者と東大神経科 
    「赤レンガ」物語─南研究棟に重ねられた時間 

    第二部 研究の系譜─その過去・現在・未来─
    臨床精神医学研究の系譜─治療に関わる研究を含めて─ 
    社会精神医学の伝統 
    神経病理学研究の系譜 
    神経学と東大精神科 
    心理検査と東大精神科 
    東大精神科脳波研究の発展 
    東大精神科と私 
    脳研と東大精神科(井上英二) 
    臨床遺伝学の発展と東大精神科 
    司法精神医学と東大精神医学教室─とくに精神鑑定について─ 
    神経化学研究の曙から紛争による頓挫まで 
    東京大学精神医学教室における睡眠研究の歴史 
    基礎医学との連携、華やかなりしころ 
    精神薬理学と東大精神医学教室─その研究と実践─ 
    東大精神科と神経内分泌・時間生物学研究 
    目白台の残照─精神病理のマエストロ   
    精神分析と東大精神科 
    教室120周年 精神科小児部の40年 
    精神科リハビリテーションと東大精神科 
    東大精神科研究の今日〜20年の歩み 

    第三部 東大精神科の明治・大正・昭和そして平成
    森田正馬のこと─東大と慈恵医大と─ 
    下田光造=その足跡と人となり─臨床家として、研究者として、
     そして教育者として─ 
    林道倫について  
    戦前戦後の東大精神科と私 
    戦中戦後の東大精神科と松澤病院 
    小説『頭医者』の虚実─1954〜1960の精神医学 
    東大分院に集いし人々 
    東大分院神経科がある風景 
    東大闘争と東大精神科 
    自主管理闘争の私的回顧 
    精神神経科外来における脳波・臨床神経生理研究 
    日本精神神経学会と東大精神科 

    第四部 おわりに
    内村先生胸像建立─榊先生と呉先生の胸像とともに─ 
    東大精神神経科臨床統計120年 
    診療統合後世代からみた東大精神科の歩みと将来 
    東京大学医学部精神医学教室年表 
    編集後記─120年は重かった─

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