宋以前傷寒論考

出版社: 東洋学術出版社
著者:
発行日: 2007-06-15
分野: 臨床医学:一般  >  東洋医学
ISBN: 9784924954953
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商品紹介

画期的な傷寒論研究。数多の文献との比較・検証によって、『傷寒論』の時代的変遷が明らかにされた。定説を打ち破る、『傷寒論』の真実の数々。千年来の『傷寒論』の疑問が、いま氷解する。『傷寒論』の基礎病理がわかれば、臨床応用の選択肢が広がる。

目次

  • 宋以前傷寒論考

    ―目次―

    森立之研究会の歩み

    鼎談 
     漢方研究の道を歩き出したきっかけ
     古代『傷寒論』と宋代以降の『傷寒論』を見分けるポイント
     『宋板傷寒論』の成り立ちとさまざまな『傷寒論』
     『宋板傷寒論』の特徴と研究意義
     これまで理解できなかった条文がわかるようになった
     少陽病、半表半裏と和法について
     『宋板傷寒論』以降に変化した陽明病の治療方針
     陽病・陰病に対する治療原則の変遷
     『傷寒論』が論じる病態変化、「六経提綱証」と「時系列傷寒」
     用薬の違いから『傷寒論』を検証する
     発汗剤として用いられていた附子
     『宋板傷寒論』の処方全体からわかること
     条文比較を通して治療方針の変遷を追う
     くつがえる『傷寒論』の常識
     病態概念を基本とした臨床の優位性
     今後の漢方研究への提言と今後の目標   
     ほか


    各論1 
     旧方に始まる経方の発展
     『小品方』に登場する名医と、異なる流派の存在
     『宋本傷寒論』に引き継がれた辛甘派―後序の検討
     『医心方』に残る古代の傷寒の治療法
     『諸病源候論』と『太平聖恵方』        
     ほか


    各論2 
     1.『宋板傷寒論』(明・趙開美本)について
     2.『傷寒論』のいくつかのテキストについて
     3.傷寒三陰三陽の病態論について
     4.『宋板傷寒論』の特殊性 
     5.『宋板傷寒論』後序について


    各論3 
     1.蘇軾(東坡居士)を通して宋代の医学・養生を考える
     2.隋唐代以前の用薬法について考える
     3.八味丸と六味丸の方意を歴史的に考える
     4.桂枝と桂枝湯を考える
     5.五苓散考
     6.「留飲・宿食 + 風寒邪」の自験から考えたこと
     7.柴胡と前胡
     8.敦煌古医籍に見る「肝」の治法について

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