自閉症考現箚記

出版社: 星和書店
著者:
発行日: 2008-02-17
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784791106547
書籍・雑誌
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商品紹介

<自閉症>の概念の変遷を、歴史的・社会的視点で見つめなおすエッセイ。19世紀初頭の「アヴェロンの野生児」から19世紀中頃の「カスパー・ハウザー」、20世紀の「狼少女」に至る症例をめぐる内外の学説を紹介しつつ、児童精神医学のありかたにも言及する。心理的発達の障碍とされている<自閉症>の新たなとらえ直しを示唆する、問題提起の書でもある。

目次

  • 自閉症考現箚記

    ―目次―

    その一 野生児の假面
     一 亜種としての野生児
     二 野生児の実像
      (一)アヴェロンの野生児、ヴィクトール
      (二)闇から現れたカスパー・ハウザー
      (三)狼っ子カマラの生涯
     三 野生児問題の背景
     四 野生児の帰還

    その二 精神病への囲い込み
     一 精神病の登場
      (一)精神病の定義について
      (二)「精神病」ということばの由来
      (三)ヤスパースの精神病の概念
      (四)現在の「精神病」の概念
     二 スキゾフレニアの牽強附会
     三 自閉症の發見
     四 混沌とした精神病概念への埋没
      (一)カナー以後の外国の状況
      (二)わが国の状況
     五 發達障碍の衣装を纏った浮上

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