免疫学の巨人 イェルネ

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2008-02-15
分野: 医学一般  >  医学史
ISBN: 9784260002387
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商品紹介

ノーベル医学・生理学賞受賞者である免疫学者ニールス・イェルネの波乱に富んだ一生を描く。イェルネは、ノーディンとともに溶血プラーク反応による抗体産生細胞の測定法を開発。1969年、バーゼル免疫学研究所長となり、1979年には有名な「免疫ネットワーク説」を発表した。この説はその後、多田富雄氏を含む、多くの免疫学者に非常に大きな影響を与えた。

目次

  • 免疫学の巨人 イェルネ

    ―目次―

    序章 ある科学者の一生を追う

    I ロマンティックな性格の形成(1911-1947)
     1「私は一度として,いま生きている場所にいると
       感じたことはなかった」
     2「私の本性は,とてつもない皮肉屋であることだ」
     3「何か役にたたないことを学びたかった」
     4「周囲に霧がたちこめている」
     5「科学者として,私ほど多くの年月を無駄にした者はない」
     6「いまや誰も,私が医者になるのを止められない」
     7「私自身の魂の深みに,自然を反映させられるように」
     8「不実の烙印を押されたことから,目をそらすまい」
     9「手紙,夢見る女の魂を絡め取る蜘蛛の巣」

    II 選択説の形成(1947-1954)
     10「人より優れていると感じる幸福」
     11「この研究が適用されるのは主として
        免疫学だと考えています」
     12「この抗体だの,あの抗体だのと言ったところで,
        彼らは実際大して興味がなかった」
     13「皆自分が何をやっているのかわかっていない」
     14「何かやらなくてはいけないな,実験か何か」

    パラバシス 個人的な告白としての選択説

    III 一人の男,彼の理論,彼のネットワーク(1954-1994)
     15「希望も失敗も,私のものだ」
     16「この仮説は大した反響を呼ばなかったが,
        さてどうしたものだろう?」
     17「念のためちょっと免疫学を勉強したほうがよさそうだ」
     18「最後になるが,大事な人よ,私は冴えた頭で
        抗体を作らなければならない」
     19「丸太がゆっくりと湖面に現れるように」
     20「私は今でも,もとの自然選択説のほうがよかったと
        考えている」
     21「免疫学はほとんど哲学的な主題になった」

    終章 「逃れようとする何たる抗い」

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