教えて!ナカイ先生 透析患者のからだのしくみ

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2008-03-20
分野: 基礎医学  >  生理学
ISBN: 9784840425032
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3,960 円(税込)

商品紹介

透析室で日々患者さんたちと向き合うスタッフのために、現場で役立つ透析療法についての物理と化学と生物にテーマを絞った解説書。ナカイ先生とナースの読みやすい対話形式で展開されている。各テーマごとに内容がひとめでわかる「学習のポイント」、もっと詳しく知りたい人のための「コラム」などもついており、理解が深まる。

目次

  • 教えて!ナカイ先生 透析患者のからだのしくみ

    ―目次―

    第1章 細胞のはなし
     1 細胞の基本的な働き(細胞の中のパラサイト・シングル)
     2 細胞膜の構造と働き(細胞膜って何だろう?)
     3 体液と総体液量(体液量がプロポーションを左右する?)
     4 細胞内液と細胞外液による体液の分布
       (細胞の中の内海と、細胞の外海)
     5 体液の分布を考えた透析(体液分布と3つの部屋)
     6 細胞内外のイオン組成(ダイナミックに生きる細胞たち)
     7 小腸での栄養の吸収(2段階で輸送はクリア)
     8 尿細管での再吸収(尿細管のメカニズム)

    第2章 モル濃度を中心とした濃度について
     9 モル濃度(6×10の23乗個を食べる?)
     10 電解質とイオンとモル濃度(イオンは水中の電気屋さん)
     11 イオンの電荷と電気的中性の法則(溶液中のイオンの電荷)
     12 モル濃度と重量濃度(単位についてカルシウムで考える)

    第3章 透析室のミネラルたち
     13 透析室のナトリウム(塩と水のパワーバランス)
     14 透析室のカリウム(心臓を動かす電池はカリウム製)
     15 骨と血清・細胞内のカルシウム
       (カルシウムはミクロ世界のIT最先端)
     16 異所性石灰化(透析患者に起こる厄介な石灰化)
     17 透析室のマグネシウム(マグネシウムは縁の下の力持ち)
     18 透析とは別物のリン?
       (透析室の悪者は働き者のとてもいいヤツ)
     19 血清でも成り立つ電気的中性の法則
       (中性を保つ陰の功労者)

    第4章 細胞がつくる有機物質
     20 有機化学入門(栄養と代謝のキホン!)
     21 糖質の働き(炭水化物またの名は含水炭素)
     22 脂質の働き(食べる脂質と体内の脂質)
     23 体内のエネルギー(ATPはブドウ糖と脂肪酸からつくられる)
     24 タンパク質の働き(1)(おもなタンパク質の役割)
     25 タンパク質の働き(2)
       (まだまだたくさんあるタンパク質の役割)
     26 アミノ酸の働き(1)(人間のタンパク質を構成するアミノ酸)
     27 アミノ酸の働き(2)(まだまだたくさんあるアミノ酸)
     28 タンパク質加水分解酵素プロテアーゼ
       (タンパク質を分解するタンパク質)
     29 尿素と尿酸(体内で余った窒素をどう処理する?)
     30 クレアチンとクレアチニン
       (役に立つものと捨てられるもの)

    第5章 透析室ですぐに役立つ生理学
     31 腎性貧血(透析患者の貧血と赤血球)
     32 赤血球と鉄(鉄欠乏性貧血は小球性貧血)
     33 大球性貧血(原因は葉酸あるいはビタミンB12の欠乏)
     34 血小板と白血球(赤血球以外の血球の活躍)
     35 溶解と拡散(透析の原理も立派な物理学!)
     36 化学ポテンシャルの大きさ(拡散する力)
     37 血清の浸透圧と膠質浸透圧(浸透圧は数こそが力)
     38 圧力(1)(透析室にあるたくさんの圧)
     39 圧力(2)(血圧と限外濾過)
     40 透析患者のうっ血性心不全と血液ガス
       (腎臓と肺の連携プレー)

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