袋小路の向こうは青空

出版社: 法研
著者:
発行日: 2008-03-28
分野: 臨床医学:内科  >  老人医学
ISBN: 9784879547118
書籍・雑誌
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1,650 円(税込)

商品紹介

認知症の人を家族だけで支えようとすると、暗い袋小路に迷い込み、絶望的な気持ちになりがちです。そんなとき、医療や福祉のサービス、隣近所の人の助けがあれば、袋小路の向こうに大きな青空が広がります。長野県・諏訪中央病院のソーシャルケースワーカーとしてユニークな活動を展開したあと、北海道や広島の福祉先進自治体の活動に参画し、現在もワタミ(株)等の契約アドバイザーとして活躍している著者が、介護現場への提言をエッセイ風につづった1冊。

目次

  • 袋小路の向こうは青空

    ―目次―

    第一章 認知症の何が問題なのか
     二人の男前な先輩との出会い
     大学から病院に、病院から大学に、を繰り返す
     アメリカの退院支援を目の当たりにして
     認知症にはさまざまな種類がある
     認知症は経験や体験そのものを忘れる
     日常生活に支障があるか否か
     寿命の延びが認知症をもたらした ほか

    第二章 認知症になった人たち、その周りにいる人たち
     はだしで出かけ、隣でご飯を三杯食べる義母
     患者や介護する家族を守るのも病院の仕事だ
     ショートステイ利用で余裕ができ、玄関に靴を並べる嫁
     片マヒバンドも陶芸づくりも本物志向
     嫁が立派すぎて何もしゃべれない
     糖尿病は一病息災というが ほか

    第三章 「もの忘れ散歩のできるまち」北海道本別町
     北海道の「豆の町」で始まったやすらぎ支援事業
     なじみの関係で見守りと傾聴を行う
     やすらぎさんが来ると症状が落ち着く
     人によって「寂しい」の意味は異なる
     認知症の介護劇を町の人が役者になって見せる
     認知症発見の障害は息子だ ほか

    第四章 小さな福祉国デンマークに学ぶ
     アイランド型キッチンで料理するグループホーム
     食事をつくる時間があったら入所者の人たちと
     コミュニケーション不足が認知症を招く
     過去を今につなぎ、未来を引き出す回想法を
     小さなときから「自立」を叩き込まれる
     デンマークのコミュニケーション・メソッド ほか

    第五章 北海道栗山町と本別町のさらなる実践
     オオムラサキの里で行われる先進的な福祉行政
     ボランティアサービスだけを交換する地域通貨クリン
     高齢者のサービス提供力を利用する
     町で介護職を育成し、町の施設に就職できる栗山町
     詳細な記録作業が「入所者とのコミュニケーション」を生んだ
     九交替制勤務が介護施設の問題を解決する!? ほか

    第六章 認知症は「生活丸ごとモデル」の地域ケアで
     認知症を支えきるためのチームケア
     そもそもチームケアって何だろう
     唯一絶対の「こうでなければならない」はない
     認知症の人を支えられるチーム、支えられないチーム
     よい介護施設の見つけ方
     四地域で異なる文化圏を持つ長野県 ほか

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