本書の目的は、自我形成の過程をたどる自分探しの旅である。自分は誰なのか、どういう人格なのか、自己の発見によって、看護の奉仕のこころを学び、奉仕の人生を自信をもって歩むことができる。この自分探しの旅のガイドブックが、西洋教育史や教育原理、心理学などであり、本書がそれをわかりやすく解説している。
今回の改訂では本書の基本路線を維持したうえで、各所にあった欠点を修正、一部追加を加えた。また、12章を全面的に書き換えた。 本書を学ぶことによって、看護学生が自ら「自分探し」ができるよう手助けするテキストである。