二つの顔を持つ臓器 扁桃とその病気

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2005-09-05
分野: 臨床医学:外科  >  耳鼻咽喉/頭頸部
ISBN: 452537621X
書籍・雑誌
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2,750 円(税込)

商品紹介

扁桃は免疫能を持っており外敵である細菌やウイルスを防御する役割を果たすとともに、自らが感染巣でもある不思議な臓器です。扁桃炎、扁桃肥大に代表される直接的な疾患もありますが、最近、扁桃病巣感染症(二次疾患)とよばれ、扁桃から離れた個所−皮膚、腎臓、骨関節などに症状が出る病気が話題となっています。これらは扁摘により軽減することで立証されています。本書は、多くの診療科に跨り々な影響を及ぼす扁桃なるものを正しく理解し、診療に役立てていただくための入門書です。

目次

  • 二つの顔を持つ臓器 扁桃とその病気

    ―目次―

    1 扁桃の基礎
     扁桃の持つ免疫および感染臓器としての二面性
    2 扁桃炎とは何か
     扁桃の素顔は生理的炎症臓器
    3 扁桃の臨床(各論)
     扁桃炎にはどんなものがあるか
    4 伝染性単核球症
     “Kissing disease”は本当にあるの?
    5 慢性扁桃炎
     思いがけない二次疾患の原病巣
    6 習慣性扁桃炎
     なぜ反復する?扁摘の適応規準は?
    7 扁桃肥大
     小児疾患に及ぼす影響
    8 扁桃の検査には,どんなものがあるか
       局所病巣診断法に焦点を!
    9 扁桃と全身疾患
     扁桃性病巣感染症の臨床
    10 扁摘を考える
     扁摘の適応は正しく
    11 アデノイド
     アデノイド切除術が少なくなった理由
    12 いびきと睡眠時無呼吸症候群
       小児および成人にとって大きな問題点
    13 扁桃腫瘍
     扁桃は腫瘍の宝庫
    14 日常外来診療における他科,境界領域における対応
       境界疾患においては扁桃の位置を十分に考慮する
    15 扁桃に関するトピックス
     扁桃研究の進展

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