遺伝相談と心理臨床

出版社: 金剛出版
著者:
発行日: 2005-09-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 477240886X
書籍・雑誌
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3,740 円(税込)

商品紹介

本書では、ハンチントン病などの慢性的で確実に死に至る遺伝病や遺伝性癌、知的発達障害などケースについて、事例レポートとともに医学的な解説がなされ、他にも遺伝相談とかかわりの深い周産期、不妊、法的問題、セルフヘルプグループなどについても多くのぺージが割かれている。
患者本人や親とともに生命について聞き、語る。そうしたカウンセリングや心理療法で遺伝性疾患が治るわけではないが、病を抱えて生きる助けにはなるかもしれない。本書は、そんな遺伝相談の新しいスタンダードを示したものである。

目次

  • 遺伝相談と心理臨床

    ―目次―

    【第1部 総論】
    第1章 遺伝医療と心理臨床
    第2章 日本における遺伝相談と心理士のかかわり
    第3章 リエゾン・カンファレンスから見たチーム医療の課題

    【第2部 実践】
    第4章 遺伝相談における心理臨床の実践
    第5章 子どもの先天異常と遺伝
    第6章 高IgM血症の子どもたちと家族―X家の20年を振り返る
    [解説]高IgM血症1型
    第7章 ミトコンドリア病児の母親との面接
    [解説]リー脳症
    第8章 成人期発症の遺伝病
    第9章 発症前遺伝子診断を受けたハンチントン病家系の男性
    [解説]ハンチントン病
    第10章 遺伝性癌と人生と物語り
    [解説]家族性大腸腺腫症
    第11章 出生前診断という医療
    第12章 確定診断が得られないまま妊娠継続して出産した事例
         ―出生前診断例にかかわって
    [解説]染色体異常と出生前診断
    第13章 出生前診断で児が病気とわかって出産した事例
         ―筋強直性ジストロフィーの例
    [解説]筋強直性ジストロフィー

    【第3部 近接する心理臨床の領域から】
    第14章 周産期と心理臨床
    第15章 不妊カウンセリング

    【第4部 遺伝相談をめぐる法的・社会的問題】
    第16章 障害児を避けようとする出産選択と裁判
         ―「望まない障害児出産訴訟」にみる議論の様相を中心に
    第17章 ハンチントン病の当事者団体を支援して 
    第18章 染色体異常の会からの発信
         ―18トリソミー児をもつ父母への心理的サポート

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