現代精神医学定説批判 ネオヒポクラティズムの眺望
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目次
- 現代精神医学定説批判 ネオヒポクラティズムの眺望
―目次―
第1章 クロルプロマジンは「偶然の発見」か
―発病論的治療観の桎梏
1.現代精神医学の治療観
2.モーラル・トリートメントの復権
3.20世紀に廃れた治療と残った治療
4.クロルプロマジンと侵襲後振動反応
第2章 統合失調症は原発性の脳疾患か
1.脳病説の現状
2.脳病説の歴史―「心の病気」におけるその功罪
3.現代版・脳病説の検証
4.日本における統合失調症の理解
5.統合失調症は「脳の病気」か「心の病気」か
第3章 うつ病は治療で治るのか
―回復モデルとしてのうつ病から学ぶこと
1.現在、うつ病はどのように理解されているか
2.うつ病経験者の手記から何を学ぶか
3.いわゆる生物学的知見をどうみるか
4.病気とは何か
第4章“Bio-Psycho-Social”階層モデルは普遍的か
―伝統医学的治療と比較文化精神医学から学ぶこと
1.治療の進化と階層化
2.伝統的社会と近代社会の統合失調症
第5章 日本は精神医療の後進国か
1.「二重の不幸」説の氾濫・過熱とその背景
2.呉秀三の精神医療史観
3.日欧米精神医療史の再検討
4.21世紀・日本精神医療の課題