画像診断の御法度 それでいいの?
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目次
- 画像診断の御法度 それでいいの?
―目次―
1章 頭 部
case1 拡散強調像で高信号なら脳梗塞?
case2 個々の所見の記載だけで良いの?
case3 松果体部に比較的大きな嚢胞が見られたら腫瘍?
case4 多発性にエンハンスがあるのは,脳転移?
case5 年齢は重要なポイント
ほか
2章 胸 部
case1 結節性陰影の良悪の鑑別診断に,
安易に生検しようとするのはいかがなものか?
case2 糖尿病患者に見られた肺野浸潤像.
このまま一般病棟に入院させて,肺炎として抗生剤の
治療を開始しても良いですか?
case3 気胸患者の多くはブラの破裂による自然気胸である.
でも気胸の原因はそれだけではないですよ!
case4 胸痛を訴える若年者の胸部単純写真は,
気胸が否定できれば安心して良いですか?
case5 肋骨横隔膜角の鈍化のない時,胸水貯留は否定できる?
ほか
3章 腹 部
case1 下大静脈の脂肪性腫瘍?
case2 癌患者の多発性肝腫瘤は転移で良いですか?
case3 後腹膜腫瘍,それとも後縦隔腫瘍?
case4 腸管外便塊像の診断は腹腔内遊離ガス像の診断より難しい!
case5 イレウスの原因は不明?
ほか
4章 救 急
case1 くも膜下出血の見落とし(白くないくも膜下出血)
case2 小児虐待の症例において頭部CTを異常なしと診断した
case3 脳梗塞において,CTにてearly signを見落とした
case4 胸部単純写真において,カテーテルやチューブの
位置異常を見落とした
case5 胸痛を主訴とする救急患者の胸部単純写真を
診断する際に,過去の写真との比較を怠り,
大動脈解離を見落とした
ほか
5章 小 児
case1 CTで「頭蓋骨骨折なし」,実は眼窩耳孔線
[orbitomeatal(OM)line] に平行な骨折だった
case2 大泉門膨隆でCT実施.「異常なし」と判断.
経過観察のCTで大脳鎌に沿って硬膜下液体貯留
「硬膜下膿瘍」.よく見ると初回CTで所見あり.
case3 臨床的に「骨髄炎」疑い,骨盤部単純写真上も
「骨髄炎後の変化に矛盾せず」.
実は神経芽腫の骨・骨髄転移だった.
case4 術後の創部痛」疑いで超音波を行うも所見なし.
当初,単純写真所見なしと考えていたが,
実は単純写真で剥離骨折あり.
case5 PI(peripheral inserted)カテーテルの位置
ほか