目次
- 薬剤性消化管傷害
―目次―
総論
I 今なぜNSAIDs,アスピリン消化管傷害が問題となるのか
II NSAIDs,アスピリンによる粘膜傷害発症機序
1.上部消化管傷害発症メカニズム
2.下部消化管傷害発症メカニズム
エビデンス編
III NSAIDsをめぐるエビデンス
1.NSAIDs潰瘍発症頻度
2.NSAIDs出血潰瘍リスクと頻度
3.COX-2阻害薬の潰瘍発症頻度
4.選択的COX-2阻害薬の出血潰瘍リスクと頻度
5.NSAIDs,COX-2阻害薬による下部消化管傷害のエビデンス
IV アスピリンをめぐるエビデンス
1.アスピリン服用に伴う出血潰瘍の頻度
2.アスピリンの剤型と出血リスク
V 本邦におけるNSAIDs,アスピリン消化管傷害のエビデンス
1.1991年の日本リウマチ財団の調査と今日のNSAIDs潰瘍
─東京女子医科大学から
2.今日のNSAIDs潰瘍─日本医科大学リウマチ科と消化器内科から
3.今日のNSAIDs潰瘍─奈良県立医科大学から
4.アスピリンによる消化管粘膜傷害
─アスピリンによる消化管傷害の病院コホート調査から
5.アスピリンによる消化管粘膜傷害─虎の門病院から
6.アスピリンによる下部消化管傷害のリスク─順天堂大学から
VI NSAIDs,アスピリン潰瘍,出血潰瘍予防のエビデンス
1.NSAIDs潰瘍予防法に関するエビデンス
2.アスピリン潰瘍,出血潰瘍予防のエビデンス
3.Helicobacter pylori陽性者における
NSAIDs潰瘍予防戦略とエビデンス
4.NSAIDs下部病変予防のエビデンス
プラクティス編
VII NSAIDs,アスピリンによる上部消化管傷害の臨床的特徴と診断
VIII NSAIDs,アスピリン消化管傷害─その基礎疾患との関係
1.リウマチ疾患診療の立場から
2.循環器内科診療の立場から
3.神経内科診療の立場から
IX NSAIDs,アスピリン潰瘍,出血潰瘍の治療
X NSAIDsとアスピリン─実地臨床の問題点とプラクティス
1.心血管リスクのある患者へのNSAIDs投与
─celecoxibは安全か?
2.Helicobacter pylori感染者におけるNSAIDs服用者の潰瘍診断
─本当にNSAIDs潰瘍?
3.NSAIDsに加えてアスピリンを服用すれば
さらにリスクは増加する?
4.これまで胃に病気がないのにNSAIDsを服用する場合,
予防は必要か?
5.NSAIDs,アスピリンの下部消化管病変をどう予防する?