遺伝子医学MOOK(15) 最新RNAと疾患研究
商品紹介
今、RNA研究は、基礎研究と実用（応用）研究という「垣根」を越えた連携を育んでいく時代に入っております。2009年度ノーベル化学賞が「リボソームの構造と機能の研究」に関する業績に授与されました。本書はそのリボソームから疾患・創薬応用研究まで、最新のRNA研究のすべてを網羅した1冊となっております。
目次
- 遺伝子医学MOOK(15) 最新RNAと疾患研究
―目次―
第1章 RNA研究のマイルストーン
1．歴史を遡るRNA研究
2．RNAサイレンシング
3．RNA大陸の夜明け−トランスクリプトーム解析が明らかにした
mRNA様ncRNAの存在−
4．リボソームによる遺伝暗号解読の分子メカニズムの新知見
5．新素材としてのRNA （抗体を代替する特性）
第2章 疾患研究からRNAへ
1．癌とmiRNA異常：miRNAによる診断・治療の現在と未来
2．脆弱X症候群とFMR1
3．翻訳開始異常と癌化・ミッシングリンクを求めて−
4．リボソーム病：翻訳装置のシステム障害
5．snoRNA異常疾患
6．ナンセンス変異に起因した遺伝病の治療戦略
7．筋強直性ジストロフィと異常スプライシング
8．筋強直性ジストロフィとRNA結合タンパク質
9．先天性神経筋伝達分子欠損症とスプライシング異常
10．網膜色素変性とスプライシング機構異常
11．ミトコンドリア遺伝子病
第3章 RNA研究から臨床へ
1．RNAi創薬と世界の動向（概論）
2．神経変性疾患に対するsiRNA創薬
3．悪性腫瘍に対するsiRNA療法
4．RecQ ヘリカーゼを標的とするsiRNA創薬
5．micro RNAを利用した癌診断
6．RNAアプタマー創薬と世界の動向
7．自己免疫疾患に対するアプタマー医薬の探索研究
8．新規アプタマー創製へのチャレンジ・人工塩基対技術
9．RNA編集から疾患治療へ
10．蘇るアンチセンス医薬
第4章 未来へのチャレンジ
1．多能性幹細胞とmicroRNA
2．構造体としてのRNA因子とその進化的可塑性
3．RNAワールドへの逆進化
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