英国王立薬剤師会から出版された書籍の待望の日本語版。
「なぜ、患者は医療者の指示どおりに薬を飲まないのか?」という疑問を、医療者と患者の視点、さらに政策面からも検討し、患者が医療者の指示に従うという「コンプライアンス・モデル」から、医療者と患者が同じ視点で、最善の治療法を導くという「コンコーダンス・モデル」への変革を提唱した画期的な書。コンコーダンス(Concordance)とは、患者の視点を理解し,尊重することを中核とするコンセプトであり、医療者と患者の「お互いの視点が異なっている」ことをお互いに認識すること、つまり「お互いに一致(コンコーダンス)」することを目的とした、医療者と患者との関係を示す新しい医療モデルです。