薬局TDM

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2010-03-20
分野: 薬学  >  処方/薬局
ISBN: 9784525787011
書籍・雑誌
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2,750 円(税込)

商品紹介

薬物動態の基本から,TDMの概念を薬局業務へ活用するところまでをイラスト盛りだくさんで解説。実際に血中濃度を測定しなくても,個々の患者さんの血中濃度を予測して,どのように適正な服薬指導を実施するか “あいさん”“たくみくん”と一緒に学びましょう。本当によくわかるTDM入門書。

目次

  • 薬局TDM

    ―目次―

    第1章 クスリの体内動態の基本を理解しよう
    プロローグ
    1 クスリの体内動態を理解するための3つの基本
      Point 1 クスリの物性(水溶性・脂溶性)の違いと
            細胞膜の物質透過性
      Point 2 細胞膜物質透過性の例外
            (トランスポータとP糖蛋白質)
      Point 3 毛細血管の構造
    2 消化管からの吸収を理解しよう
      Point 4 小腸の構造とクスリの吸収
      Point 5 消化管からの吸収
           (溶解度・脂溶性ビタミン・トランスポータ)
    3 体組織への移行
      Point 6 血液脳関門の構造と脳内への移行性
      Point 7 血液胎盤関門の構造と胎児への移行性
      Point 8 乳腺小葉の構造と母乳中への移行性
    4 肝臓で代謝を受けるクスリ
      Point 9 肝臓で代謝を受けるクスリ
    5 腎臓から排泄されるクスリ
      Point 10 糸球体ろ過と尿細管再吸収
      Point 11 尿中排泄率に関する注意事項
      Point 12 体液の区分と分布容積
      Point 13 透析について
    7 脂溶性薬剤と水溶性薬剤のまとめ

    第2章 薬物血中濃度の予測に活用する
         基本的な数式について理解しよう
    1 2つの基本式について考えてみよう
      Point 14 式1《F×Dose/τ=CL×Cssave》の考え方
      Point 15 式2《Ke=0.693/t1/2,Ke=CL/Vd》の考え方
    2 AUCを活用する式を考えてみよう
      Point 16 式3《AUC=τ×Cssave》の考え方
    3 分布容積の概念について理解しよう
      Point 17 分布容積を活用し初回投与時の最高血中濃度
       (Cmax=F×Dose/Vd)を計算する
      式4:初回投与における最高血中濃度《Cmax=》
    4 定常状態の血中濃度を予測してみよう
      Point 18 定常状態の血中濃度をおおまかに予測する
      式5:定常状態における平均血中濃度《Cssave=×》
      式6:定常状態における最高血中濃度《Cssmax≒Cssave+》
      式7:定常状態における最低血中濃度《Cssmin≒Cssave?》
      《Cssmin≒Cssmax?Cmax》
    5 半減期と投与間隔について理解しよう
      Point 19 半減期(t1/2)を活用し
             定常状態到達時間を予測する
      Point 19応用編 半減期(t1/2)と投与間隔(τ)から
               定常状態の血中濃度を予測する  
    6 非線形モデルについて理解しよう
      Point 20 ミカエリス-メンテンの式を理解する

    第3章 薬物血中濃度の予測に応用できる数式について理解しよう
    1 蓄積係数と残存係数を活用してみよう
      Point 21 残存係数と蓄積係数の概念を理解する
      式8:蓄積係数と残存係数 蓄積係数=1/1?e(?Ke×τ)
        残存係数=e(?Ke×τ)
      式9:定常状態における最高血中濃度
          《Cssmax=Cmax×蓄積係数》
      式10:定常状態における最低血中濃度
          《Cssmin=Cssmax×残存係数》
      Point 22 残存係数を活用した式を理解する
      式11:C0から t 時間経過した時の血中濃度
          《C=C0×e(?Ke×t)》
      Point 23 蓄積係数《R=1/1?e(?Ke×τ)》を理解する
    2 ゆっくり吸収される薬剤や徐放性製剤について考えてみよう
      Point 24 吸収過程で消失する量を考慮した式を理解する
      式12:単回投与における最高血中濃度
      《Cmax=F×Dose/Tmax×1/CL×(1? e(?Ke×Tmax))》
        式13:定常状態における最高血中濃度
            《Cssmax=Cmax×蓄積係数》
      式14:定常状態における最低血中濃度
          《Cssmin=Cssmax×e[?Ke×(τ?Tmax)]》

    第4章 腎排泄型薬剤の適正使用に貢献しよう
    1 腎機能を予測してみよう
      Point 25 腎機能を予測するCockcroft-Gault式の
             活用と留意点
      Point 26 加齢による生理的な腎機能の低下を予測する
      Point 27 小児の腎機能を予測する
      Point 28 添付文書情報を活用した腎排泄型薬剤の適正使用
      Point 29 Giusti-Hayton法の活用と留意点

    第5章 日常業務へ活用してみよう
    1 ウォーミングアップ
    2 添付文書に記載されているデータの読み方に関する注意
    3 ケーススタディ

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