目次
- 研修医をひきつける病院づくり
―目次―
■市中病院が臨床研修を取り入れる理由
《研修プログラムづくり》
■日常業務に負担のかからない研修プログラムを用意する
《学生への働きかけ》
■病院の存在や研修プログラムを広く知ってもらう
■多くの志望者に見学に来てもらう
■学生のクリニカルクラークシップを受け入れる
■入職前から病院に愛着をもってもらう
《効果を高めるオリエンテーション》
■病院をあげてオリエンテーションに取り組む
■最初に医師・社会人としての心構えを伝える
■知っておくべき各科共通の基礎知識を教える
■所定の基準まで2週間で鍛えあげる
■他職種の業務を体験させかかわりを深めてもらう
《配慮すべき安全管理》
■研修医の失敗を予防する
■適正な受け持ち患者数やその対象を考える
■研修医としてできる範囲・できない範囲を明確にしておく
■休日出勤する研修医をサポートする
《身につけさせたい基礎的臨床能力》
■身体診察がしっかりできる
■症例プレゼンテーションがこなせる
■誰が見てもわかりやすいカルテ記載ができる
《ベッドサイドを重視した教育》
■一般回診を教育の場にする
■教育のための回診を行う
■屋根瓦方式によるチームでフォローする
《カンファレンスを重視した教育》
■多くのカンファレンスに研修医を参加させる
■スタッフを含めた全内科合同のカンファレンスに参加させる
■研修医同士が毎日知識を交換し合う場を設ける
《自院の特徴を打ち出した教育》
■自院の得意領域の研修に力を入れる
■自院でしか修得できないスキルを教える
■自院の得意領域のために勉強会を開く
《学ぶべきことが多い救急教育》
■救急外来の研修を安全で教育的なシステムにする
■救急の症例を研修医全員で共有させる
■プレホスピタルケアを体験させる
《研修医へのさまざまなサポート》
■研修医の肉体・精神的負担をケアする
■休暇をとれるように配慮する
■衣食住についてアドバイスする
■研修医同士の親睦をサポートする
■市中病院なりに図書を充実する
《研修意欲を高めるための環境づくり》
■学会や雑誌に積極的に発表させる
■院内で研修医の発表会を開く
■院外講師を招聘し刺激を得る
■院外の勉強会への参加を奨励する
■2年目に向けて指導的できる立場に鍛える
《院内の戦力に育てる後期研修》
■“優秀な”後期研修医の候補生の受け入れをめざす
■後期研修医のチームワークのためにまとめ役をつくる
■外来研修に取り組む
■救急での緊急処置に後期研修医を組み込む
■他施設での短期研修でさらに成長させる
《研修終了へ向けてのまとめ》
■無理のない評価を行う
■研修修了を病院の行事として盛りあげる
《指導医のバックアップ》
■指導医の負担を軽減しモチベーションを高める
《市立堺病院と臨床研修》
■市立堺病院総合内科の成り立ち
■臨床研修について考えること
■時代を超えて息づく「堺病院スピリット」
《付録》
◎身体所見の小テスト
◎感染症の小テスト