うつ病薬物治療のエクセレンス

出版社: アルタ出版
著者:
発行日: 2010-12-01
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784901694421
書籍・雑誌
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3,080 円(税込)

商品紹介

本書は、ミルナシプラン導入後10年を迎えるにあたり、回顧と今後の展望を臨床医の臨床経験を踏まえて総括したものである。「総説編」ではうつ病の臨床をめぐる最近の動向、基礎研究の最前線、抗うつ薬治療の実際と展望、薬理的特徴までの最新の知識が提供され、「症例編」では、臨床医の日常臨床での経験を通じた知恵、工夫、洞察が45症例を通じて紹介してあり、SNRIを理解する上で必携の書である。

目次

  • うつ病薬物治療のエクセレンス

    ―目次―

    はじめに

    【総説】
    Chapter 1:うつ病のup-to-date
      うつ病臨床をめぐるいくつかの話題

    Chapter 2:うつ病をめぐる基礎研究のFrontier
     1.うつ病の生化学的研究はどこまで進んだか
        BDNF/MAPキナーゼ
        MHPG
        NMDA受容体
     2.うつ病の生物学的診断指標の可能性を探る
        近赤外線スペクトロスコピィ(NIRS)

    Chapter 3:うつ病治療のPerspective
     1.最近のうつ病治療─SNRIの位置づけをあらためて問い直す
        急性期治療:完全寛解を目指して
        継続・維持療法:職場復帰の観点から
     2.抗うつ薬をどのように処方するか:
       アドヒアランス向上の観点から
     3.薬物動態と薬物相互作用に対する安全性

    Chapter 4:ミルナシプランの臨床Profile
     1.ミルナシプランの臨床薬理的特徴
     2.ミルナシプランの治療効果:
        ランダム化臨床試験のエビデンスから
     3.慢性疼痛に対するミルナシプランの効果

    【症例】
    Case 01 ミルナシプラン単剤で早期職場復帰が可能となった1例
    Case 02 SSRIでは意欲の改善が十分にみられず、ミルタザピンで
          副作用が出現しミルナシプランが著効したうつ病の1例
    Case 03 大うつ病性障害にミルナシプランの高用量が著効した1例
    Case 04 うつ病の再発後、ミルナシプランの増量により速やかに
         寛解した1例 
    Case 05 ミルナシプラン朝1回投与でモーニングデプレッションが
         改善し、職場復帰できた難治性うつ病の1例
    Case 06 繰り返し復職に失敗していた男性がミルナシプランの
         急速な増量により寛解に至った1例
    Case 07 早期のミルナシプラン高用量投与により、
         休職せずに著明改善した1例 
    Case 08 ミルナシプランの高用量使用により、著明改善をみた1例
    Case 09 ミルナシプランとリチウム併用により寛解に至った
         難治性うつ病の1例 
    Case 10 ミルナシプランにアリピプラゾール追加投与が奏効した1例
    ほか

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