人の健康は腸内細菌で決まる!

出版社: 技術評論社
著者:
発行日: 2011-04-25
分野: 基礎医学  >  病原微生物学
ISBN: 9784774145761
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1,738 円(税込)

商品紹介

健康に関する予防医学と民間療法で“バイオジェニックス”が注目を浴びています。西洋医学の薬や成分不明の漢方薬を使うのではなく,いまある体の複雑なバランスを再調整し,自然治癒力を促す物質を利用する方法論です。その中において,人の体に有益な働きをする生きた微生物=プロバイオティクスについての研究の第一人者でもあり,善玉菌・悪玉菌という用語を世に広めた光岡知足さんが,腸内細菌と健康についての科学をやさしく語ります。

目次

  • 人の健康は腸内細菌で決まる!

    ―目次―

    第1章 腸内細菌が教えてくれたこと
     1-1 細菌はいかにして発見されたか?
     1-2 細菌研究を飛躍させた純粋培養法
     1-3 菌には様々な種類がある〜(1)細胞壁による分類
     1-4 菌には様々な種類がある〜(2)形状による分類
     1-5 細菌とウイルスの違いは?
     1-6 なぜ腸内細菌が重要なのか?
     1-7 腸の健康に欠かせない善玉菌=乳酸菌の働き
     1-8 悪玉菌が体に害を及ぼす理由
     1-10 腸内細菌は年齢によって変化する
     1-11 赤ちゃんと大人の腸内フローラの違い
     1-12 腸内フローラの「個性」はどう生じるか?
     1-13 健康を左右する腸内細菌のバランス
     
    第2章 腸内細菌学はこうして生まれた
     2-1 ニワトリの腸内フローラから研究スタート
     2-2 新発見の連続だった初期の研究
     2-3 腸内細菌学のパイオニアとして
     2-4 腸内細菌の培養法をたどる
     2-5 研究を飛躍させた腸内菌の検索装置の開発
     2-6 分子生物学的手法による解析を導入
     2-7 分子生物学的手法の問題点
     
    第3章 腸内フローラを改善する食事
     3-1 腸内フローラ研究から生まれた「機能性食品」
     3-2 健康食品・サプリメントをどう分類するか
     3-3 発酵乳・乳酸菌飲料はなぜ体にいいのか?
     3-4 日本人は発酵乳・乳酸菌飲料とどう関わってきたか?
     3-5 プロバイオティクス研究史〜(1)
        メチニコフの「ヨーグルト不老長寿説」
     3-6 プロバイオティクス研究史〜(2)
        ヨーグルトが体にいい理由
     3-7 プロバイオティクス研究史〜(3)
        免疫活性という新しいキーワード
     3-8 腸内フローラを改善するヨーグルトの摂り方とは?
     
    第4章 バイオジェニックス健康法の提唱
     4-1 プレバイオティクスの2つの特長
     4-2 食物繊維が腸内フローラに与える影響
     4-3 食物繊維の種類と多様な働きを検証する
     4-4 食物繊維で病気はどこまで防げるか?
     4-5 オリゴ糖はなぜ腸内フローラを改善するのか?
     4-6 オリゴ糖研究はいかにして始まったか?
     4-7 オリゴ糖で腸内フローラを改善するには
     4-8 バイオジェニックスと免疫活性〜(1)
        腸管免疫と腸内細菌の関わり
     4-9 バイオジェニックスと免疫活性〜(2)
        乳酸菌生産物質の重要性
     4-10 バイオジェニックスと生理活性物質
     4-11 健康長寿を実現する秘訣とは?
     
    第5章 顕微鏡から見えてきた生き方の哲学
     5-1 腸内における「善玉」と「悪玉」の意味〜(1)
        大事なのは「バランス」
     5-2 腸内における「善玉」と「悪玉」の意味〜(2)
        腸内フローラと人間社会
     5-3 腸内における「善玉」と「悪玉」の意味〜(3)
        菌と人間の違いは?
     5-4 「便」から健康の答えが見えてくる〜(1)
        便が汚いのはなぜ ?
     5-5 「便」から健康の答えが見えてくる〜(2)
        便の状態をチェックしよう
     5-6 腸内環境から見たエコロジーの本質
     5-7 次代の研究者たちへのメッセージ
         〜独創的研究を可能にするもの

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