成功に導くPCI治療戦略

出版社: 南江堂
著者:
発行日: 2011-04-01
分野: 臨床医学:内科  >  循環器一般
ISBN: 9784524263134
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商品紹介

PCI(冠動脈インターベンション)における“optimal medical treatment”とは何か。最適な適応評価,治療戦略について国内外のエビデンスに基づいて解説する。「押さえておきたいPCIの実践知識」,「虚血性心疾患合併例に対するoptimal medical treatment」の2部構成として,最適なPCI治療戦略を提示する。PCIに携わる医師,コメディカルスタッフにおすすめ。

目次

  • 成功に導くPCI治療戦略

    ―目次―

    第1部 押さえておきたいPCIの実践知識
    第I章 PCIにまつわるエビデンスの解釈
    A.Indicationを考える
     1.COURAGE試験の見方
     2.COURAGE試験サブ解析の解釈(虚血領域)
     3.BARI 2D試験の見方
     4.JSAP研究から学ぶ:欧米の臨床試験との差異
     5.CREDO−Kyotoレジストリーからの教訓
     6.REACHレジストリーから学ぶアテローム血栓症の概念

    B.Treatment strategyを考える
     1.EuroSCOREとSYNTAXスコアの違い
     2.SYNTAX試験から学ぶ
     3.FAME試験から学ぶ
     4.分岐部病変:two−stent vs one−stent technique
     5.慢性完全閉塞病変(CTO)の成否と予後

    第II章 PCI実践のポイント
     1.optimal stent deploymentの概念
     2.薬剤溶出ステント(DES)の理想的病変と留置術
     3.DES再狭窄の予測因子
     4.糖尿病に対するPCI:糖尿病と冠動脈疾患
     5.小血管病変に対するPCI
     6.long lesionに対するPCI
     7.IVUSガイド下によるステント留置
     8.Bigger is better ?:
       DES時代におけるminimum stent areaの考え方
     9.ステント血栓症の発生頻度とその危険因子

    第III章 再灌流後の心筋温存のための戦略
     1.hANPの再灌流抑制効果
     2.再灌流障害に対するcyclosporineの作用
     3.血栓吸引の役割
     4.末梢保護デバイスの現況

    第2部 虚血性心疾患合併例に対するoptimal medical treatment
    第IV章 血栓性疾患のoptimal medical treatment
     1.欧米のガイドラインでは抗血小板薬は
       どのように扱われているか
     2.日本のガイドラインにおける抗血小板薬の位置づけとは
     3.各種抗血小板薬の作用機序の違いとその使い分けのコツ
     4.PCI−CURE試験,CREDO試験からみるloadingの意義と今後
     5.ステント血栓症の予防からみた適切な投与期間
     6.アテローム血栓症の概念と各剤の投与期間
     7.心血管イベント高リスク群にはどのようなものがあるか
     8.clopidogrelの反応性規定因子
     9.low−responderとは
     10.drug interactionとは
     11.CYP2C19遺伝子はどのようにかかわっているか
     12.出血高リスク群
     13.新しい抗血小板薬とその効果

    第V章 糖尿病のoptimal medical treatment
     1.日本人糖尿病患者の病態とガイドラインで示された目標
     2.糖尿病,耐糖能異常(IGT)の動向と治療介入時期
     3.どのような症例で経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)による
       スクリーニングを実施すべきか
     4.心血管イベント防止の観点からみた内服薬選択の考え方
     5.糖尿病におけるプラーク退縮と心血管イベントの関連
     6.慢性腎臓病(CKD)合併例における併用薬とARB高用量の重要性
     7.アルブミン尿と心血管イベントの関連
     8.糖尿病網膜症と心血管イベントの関連

    第VI章 脂質異常症のoptimal medical treatment
     1.ガイドラインに示された治療目標とは
     2.Lower is better?:一次予防と二次予防
     3.プラーク退縮のエビデンス
     4.プラーク退縮は心血管イベントの予防に繋がるか
     5.LDL−C/HDL−C比の臨床的意義
     6.低HDL−Cは改善すべきか
     7.高トリグリセライド(TG)血症の意義とその治療法
     8.アポ蛋白測定の意義と実際
     9.スタチンとCKD
     10.食事療法の実際

    第VII章 高血圧のoptimal medical treatment
     1.ガイドラインに示された治療目標とは
     2.正常血圧に対する投薬に意義はあるか
     3.Ca拮抗薬の機序とその位置づけ
     4.ACE阻害薬とARBの機序とその位置づけ
     5.β遮断薬の機序とその位置づけ
     6.配合剤の意義と実際
     7.夜間高血圧・早朝高血圧:24時間血圧管理の重要性
     8.夜間高血圧と利尿薬の使い分け
     9.CKDと高血圧
     10.糖尿病合併高血圧をどう診るか

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