脳科学の真贋

出版社: 日刊工業新聞社
著者:
発行日: 2011-08-31
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784526067358
書籍・雑誌
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商品紹介

「脳科学」というと内容が信頼できると錯覚されやすい。「右脳人間、左脳人間」や「男脳、女脳」などの「神経神話」の中には、まったく根拠がないか、もしくは特別な場合にだけ当てはまる事例を拡大解釈しているケースも少なくない。本書では、こうした風潮に警鐘を鳴らし、脳機能のイメージング装置であるMRIなどの開発に深く関わってきた著者が、脳科学とは何か、真の脳科学とはどうあるべきか、について語る。

目次

  • 脳科学の真贋

    ―目次―

    プロローグ -科学者に求められる資質とは-

    第一章 脳科学の現在
    疑似科学の考え方
    脳科学研究をめぐる現状
    脳ブームが与えた影響

    第二章 脳ブームの発生メカニズム
    広範な脳科学の世界
    脳科学の研究体制
    疑似脳科学と新興宗教(カルト)の相同性
    正しい情報の発信

    第三章 脳はどこまでわかってきたか
    動物の脳と人間の脳
    言語の役割
    「未来」の概念
    「憎しみ」の研究

    第四章 人間の脳活動を観る
    「測る」ということ
    ブラックボックス化の危険
    脳機能計測法の歴史
    神経活動とは

    第五章 神経神話とは何か
    神経神話の歴史
    科学と神話
    早期教育に利用される神経神話

    第六章 左脳と右脳
    人間が持つ二つの脳
    左脳と右脳の役割

    第七章 男女の脳の違い
    男女の違いと脳の関わり
    遺伝と環境によるさまざまな影響
    歌舞伎にみる人間の本質

    第八章 脳科学と社会
    脳科学の果たすべき役割
    海外における脳科学研究

    第九章 人間の本質を探る
    進化を軸に考える
    「未来」の概念がもたらすもの
    脳科学の持つ可能性

    エピローグ -東日本大震災と科学技術-

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