脳科学とスピリチュアリティ

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2011-10-01
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784260014021
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商品紹介

著者らは、スピリチュアリティの問題が神経細胞や脳の活動に「すぎない」とされるのか否かを、脳科学や進化心理学の進歩も踏まえて解明する。最先端の研究に加え、脳と心をめぐる過去の哲学や現在の神学にも言及。人間本性やスピリチュアルペインも、脳イメージング技術が示す脳の特定の部位の活動であろうか。本書は、現代医療の基礎に潜む科学的人間観への一つの挑戦である。

目次

  • 脳科学とスピリチュアリティ

    ―目次―

    第1章 現代の神経科学と心理学
     神経科学
     心理学
     科学と宗教の関係

    第2章 闘争と協力関係
     「闘争」から協力関係へ
     神経心理学と進化心理学
     還元主義的な見方

    第3章 魂から心へ その歴史の概略
     脳理論の勝利
     骨相学─脳のマッピング
     骨相学とキリスト教信仰の出会い
     「神の場所」の発見─新しい骨相学
     歴史からの教訓

    第4章 脳機能の諸原理
     1.アクション・ループ
     2.アクション・ループが入れ子になったヒエラルキー
     3.オフラインの行動模倣
     4.重要なサポートシステム
     5.脳内での機能の局在化
     6.遺伝的設計図 vs 自己組織化する脳
     7.脳と学習
     8.脳と意識

    第5章 心と脳の関係
     神経心理学の誕生
     心と脳の関連の強さ

    第6章 人間という動物 進化心理学
     言語
     心の理論
     社会的知性
     動物の利他的行動
     人間の特殊性─飛躍的進歩の探求

    第7章 宗教性の神経科学
     宗教的経験の起源
     道徳的意思決定
     社会的神経科学

    第8章 科学,宗教,人間本性
     人間本性に関する神経科学
     還元論,決定論,創発論
     人間の独自性?
     変わりゆく物語─神の像
     神の像についての新たな合意

    第9章 現在の位置を確かめる 過去と未来の考察から
     スピリチュアリティ─組み込まれ,身体化されている

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