実験医学 29/17 2011年10月増刊号 免疫記憶の制御と疾患治療
目次
- 実験医学 29/17 2011年10月増刊号 免疫記憶の制御と疾患治療
―目次―
特集 免疫学のブラックボックス 免疫記憶の制御と疾患治療
第1章 T細胞免疫記憶の総合的理解
概論 T細胞免疫記憶研究の最先端と今後の展望
1. CD4免疫記憶と機能維持
─エピジェネティック研究から得られた新知見
2. エフェクター記憶CD4 T細胞の生成・維持に及ぼす
OX40補助刺激シグナルの役割
3. 樹状細胞によって誘導される長期に持続する
抗腫瘍NK細胞機構
4. 記憶CD8 T細胞分化とmTORシグナル経路
5. メモリーCD8 T細胞の恒常性維持メカニズム
6. Bcl-6による免疫記憶T細胞の分化制御
7. 肺粘膜におけるメモリーCD8 T細胞移行・維持機構
第2章 Ｂ細胞免疫記憶の総合的理解
概論 B細胞免疫記憶研究の最先端と今後の展望
1. B細胞記憶形成の多様性とその意義
2. ウイルス感染局所における記憶B細胞応答
3. in vitroからみた記憶B細胞分化
4. 記憶B細胞からプラズマ細胞への分化制御
5. IgA産生における腸内免疫ネットワーク
6. 高親和性抗体産生のメカニズム
第3章 免疫記憶の成立環境と細胞移動ダイナミクス
概論 免疫記憶にかかわる細胞移動ダイナミクス研究の現状と
今後の展望
1. 骨髄における記憶ヘルパーT細胞の維持
2. CD8 T細胞移動ダイナミクス―ヘルパーT細胞の役割
3. ケモカイン受容体CXCR3によるメモリーCD8 T細胞分化制御
4. メモリーT細胞の生体内ダイナミクスの可視化
―光変換タンパク質“カエデ”発現マウスを用いた解析
5. 骨髄の造血幹細胞ニッシェによる造血・炎症制御
―ニッシェは脂肪骨前駆細胞か？
第4章 免疫記憶と疾患・治療
概論 免疫記憶と疾患研究：現状と今後の展望
1. HIV-1感染症におけるHIV-1特異的CD8陽性T細胞
2. マラリア感染と免疫記憶からワクチン開発へ
3. 関節リウマチとIL-17─Th17サブセットを超えて拡がる世界
4. 炎症性腸疾患における真の治療ターゲット
―腸炎惹起性メモリーCD4＋T細胞
5. 多発性硬化症における免疫記憶制御
6. CD4陽性CD25陰性LAG3陽性制御性T細胞による炎症治療
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