WHOをゆく 感染症との闘いを超えて

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2011-10-15
分野: 臨床医学:内科  >  感染症/AIDS
ISBN: 9784260014274
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商品紹介

著者の尾身茂氏は、WHOアジア地域における小児麻痺(ポリオ)根絶の立役者。また21世紀最初の公衆衛生の危機となったSARS対策でも陣頭指揮をとり、日本に戻ってからは新型インフルエンザ対策で活躍した。『公衆衛生』誌の連載をもとにした本書であるが、3.11後の医療・社会について加筆されている。本書は、まさに感染症と闘い続けた尾身氏の奮闘記。志とは? 覚悟とは? 己との格闘とは? 自ら道を拓こうと欲する、君たちに贈る―。

目次

  • WHOをゆく 感染症との闘いを超えて

    ―目次―

    第1章 WHOに至るまで:第1の青春物語
    第2章 ポリオ根絶:第2の青春物語
      ポリオとの格闘の日々のはじまり
      専門家会議にて
      試練克服への道
      さらに乗り越えなければならない課題
      ポリオの根絶−“ゼロ”の証明
    第3章 WHO西太平洋地域事務局長選挙:リーダー(RD)となる
    第4章 結核対策:RDとしての最優先課題
      日本への期待
    第5章 SARS制圧:リーダーとしての仕事
      SARS発生
      緊急対策本部発動
      SARS制圧対策の作成と「渡航延期勧告」
      中国とのやりとり
    第6章 [インタビュー]リーダーシップ論:SARS対策を中心に
      効果的なリーダーシップを発揮する秘訣
      SARSとリーダーシップ
      SARSをめぐる日本の感染症危機管理
      日本の公衆衛生リーダーたちへ贈るメッセージ
    第7章 WHOにおける鳥インフルエンザ対策
      「縦割り」の壁の融合
      カンボジアでの鶏をめぐる冒険
      2005年末,中国へ飛ぶ
      日本への働きかけ:国際会議の開催
      日本におけるパンデミックインフルエンザ対策
      日本の首長への働きかけ
    第8章 日本におけるパンデミックインフルエンザ対策
      総括
      水際作戦の背景
      水際作戦に対する専門家委員会の提言
      なぜ水際作戦は5月22日まで引っ張られたのか
      学校閉鎖
      医療体制
      日本はワクチン後進国
      ワクチン接種回数の混乱
      リスクコミュニケーション
      提言
      まとめ
    第9章 日本の医療と社会を考える
     I 深刻な健康問題−自殺
     II 公衆衛生と地域の活性化−日本再生を目指して
     III 「医療の質・安全」を考える
     IV “人”中心の保健医療
     V 21世紀の医学・医療とは
     VI 「家庭医」を考える
      新たな“家庭医”像の提案
     VII 医師の地域および診療科ごとの配分
     VIII 3.11以前と,これから
      今までの日本の医療
      3.11東日本大震災
      これからの社会のあり方
      どう外国と付き合うか
    第10章 健康と文明
    第11章 若者へのメッセージ

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