人の死なない世は極楽か地獄か

出版社: 技術評論社
著者:
発行日: 2012-01-10
分野: 基礎・関連科学  >  基礎医学関連科学一般
ISBN: 9784774149080
書籍・雑誌
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商品紹介

どんな生き物にも“寿命”がある。しかしヒトだけは例外だ。医療が進歩し,生活水準があがると平均寿命はどんどん延びてくる。医学はあらゆる病気を根絶することを目指しているが,生まれた者が死なずに人が増え続けたらどうなるだろうか? また生き物は自分が死ぬ代わりに子孫を残すことで進化させてきたのでは? 医療行為による延命は是か非か? このように人間の寿命は,医療の進歩や老化防止だけを目指していればいいというわけにはいかない,さまざまな側面がある。ヒトは何歳まで生きるべきか,何歳で死ぬのがよいのか,寿命の問題を,日本を代表する論客により,いろいろな角度から掘り下げる。

目次

  • 人の死なない世は極楽か地獄か

    ―目次―

    巻頭言
    【池田清彦】潔よさの寿命論−「寿命」の常識・非常識

    第1章 「生物」としてどう生きていくか?
    【本川達雄】「人工長寿」の人生をいかに生きるか?
    【武田邦彦】「脳情報」の呪縛から自由になる武田流・生き方哲学
    【安保 徹】「低酸素・低体温」からの脱却が健康長寿のカギ!

    第2章 「少子高齢化」のゆくえ
    【古田隆彦】「5つの人口波動」から解く日本の人口が上昇する条件
    【鬼頭 宏】人口史の研究から見えてきた新しい文明の展開
    【石川英輔】現代社会の行き詰まりのヒントに?「大江戸人口事情」

    第3章 「寿命」とは何か?
    【高木由臣】生物の生き残り戦略「寿命」はこうして生まれた
    【団まりな】「細胞」の進化からたどる生物が
           「寿命」を選択した理由
    【八代嘉美】再生医療がめざす「潔くない」寿命論

    第4章 潔さの「生き方」論
    【大津秀一】終末期医療の現場から見えてきた「幸せな死生観」
    【久坂部羊】病気になっても早死にしてもいい生き方
    【上田紀行】病むからこそ癒しがある「内的成長」をうながす生き方

    まとめ
    【養老孟司】「生きるためのあがき」の中で

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