身につく 涙道疾患の診断と治療

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2012-02-20
分野: 臨床医学:外科  >  眼科学
ISBN: 9784307351447
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商品紹介

最近「涙目」を訴える患者が増加している。これには涙道疾患の関与が重要である。本書では鼻涙管閉塞や狭窄などの疾患について、広く世界で使われている筆者の発明品、ヌンチャク型シリコーンチューブの使い方を解説した。さらに解剖学的に涙道・涙器手術が成功していても流涙を訴える、代償期の腱膜性眼瞼下垂の治療も記載した。眼瞼下垂手術を行うと流涙が治ると同時に肩こりや頭痛、冷え性などの不定愁訴も改善することが多い。

目次

  • 身につく 涙道疾患の診断と治療

    ―目次―

    I.眼瞼と涙道の解剖と生理
     1.眼瞼の形態
     2.開瞼のメカニズム
     3.涙道の形態
     4.涙嚢・鼻涙管は海綿体からなる
     5.涙嚢・鼻涙管の腔面をつくる細胞の自由表面における
       線毛と微絨毛
     6.導涙機構
     7.腱膜分離症、代償期の腱膜性眼瞼下垂症(腱膜すべり症)、
       非代償期の腱膜性眼瞼下垂症
     8.眼瞼挙筋ミュラー筋反射
     9.精密涙液分泌テストと睫毛クリップ負荷テスト
     10.涙道疾患の症状と涙道手術のいろいろ
     11.代償期の腱膜性眼瞼下垂症と流涙症とドライアイ
     12.綿糸法と正常涙液量

    II.涙液
     1.涙液とは
     2.涙液の役割
     3.涙液分泌機構
     4.涙液分泌低下をきたす疾患
     5.現在信じられている正常涙液量5〜10μL
       (涙液メニスカスとして3〜4μL)は多すぎる
     6.精密涙液分泌テスト

    III.腱膜性眼瞼下垂症の検査
     1.必要な検査
     2.睫毛クリップ負荷テスト

    IV.涙道の検査
     1.涙道造影
     2.鼻内視鏡検査
     3.涙道内視鏡検査

    V.流涙
     1.流涙の分類
     2.代償期の腱膜性眼瞼下垂症(腱膜すべり症)による
       流涙−眼瞼性流涙

    VI.涙道疾患
     1.先天性涙道疾患
     2.後天性涙道疾患−総論
     3.後天性涙道疾患−各論

    VII.涙道手術
     1.涙嚢洗浄
     2.プロービング
     3.シリコーンチューブ留置
     4.涙嚢鼻腔吻合術
     5.涙嚢鼻腔吻合術鼻外法(DCR鼻外法)
     6.DCR鼻内法(中鼻道法)
     7.DCR鼻内法(下鼻道法)
     8.DCR涙小管法(中鼻道法)
     9.涙小管形成術
     10.全涙道再建術
     11.先天性鼻涙管閉塞の手術
     12.ドライアイのための涙道手術

    VIII.涙道疾患に腱膜性眼瞼下垂症を合併する2症例
     1.はじめに
     2.症例1:71歳女性
     3.症例2:76歳女性
     4.おわりに

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