自己調整学習

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2012-04-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784762827747
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商品紹介

これまでの欧米中心の研究知見の単なる紹介ではなく,日本人研究者の視点で,理論と実践の両面から自己調整学習研究の現在を包括的・体系的に捉え直すとともに,今後の研究の課題や方向性を展望する。教育心理学や実践研究での知見を統合し,発達段階やカリキュラムと関連づけながら,特に実践的提言を行うことを重視した。

目次

  • 自己調整学習

    ―目次―

    第1部 自己調整学習の基礎理論

    第1章 自己調整学習理論の概観
     第1節 自己調整学習とは
     第2節 自己調整学習の社会的認知モデル
     第3節 自己調整フィードバックの循環的段階モデル
     第4節 自己調整学習のできる学習者
     第5節 なぜ人は自己調整学習をするか
          ―構成主義の見方
     第6節 自己調整学習理論の哲学的基礎
          ―精神物理的二元論を越えて
     第7節 まとめ

    第2章 自己調整学習方略とメタ認知
     第1節 自己調整学習理論における学習方略とメタ認知
     第2節 自己調整学習方略をとらえる視点
          ―学習方略のカテゴリー
      
    第3章 動機づけ 
     第1節 自己調整学習における動機づけの機能
     第2節 認知論および情動論の動機づけ研究と自己調整学習
     第3節 自律的学習者に向けて―動機づけの促進
      
    第4章 自己調整学習における他者
     第1節 自己調整学習における他者の役割
     第2節 自己調整学習の発達と他者
     第3節 自己調整学習のリソースとしての仲間
     第4節 自己調整学習を支える教師
     第5節 対人関係における自己調整
     第6節 まとめ

    第5章 学業的援助要請
     第1節 学業的援助要請とは
     第2節 学業的援助要請の回避に関する問題
     第3節 なぜ依存的な援助要請が行なわれるのか
     第4節 学業的援助要請プロセス・モデルと教育実践に対する示唆
          ―依存的援助要請の抑制と自律的援助要請の促進
      
    第6章 自己調整学習研究における文化的考察
     第1節 文化と個人
     第2節 文化と自己調整
     第3節 イーミック研究とエティック研究の融合
     第4節 終わりに―これからの研究の方向

    第2部 自己調整学習と教育実践

    第7章 国語教育における自己調整学習
     第1節 自己調整学習の視点からみた読解・作文の認知過程
     第2節 自己調整学習の視点からみた読解・作文の指導

    第8章 算数・数学における自己調整学習
         ―日本の児童・生徒のつまずきの原因と
          その支援策を中心に
     第1節 算数・数学における自己調整に求められることと
          つまずきの原因
     第2節 算数・数学において自己調整ができる学習者を
          育てる実践的試み
     第3節 まとめ

    第9章 理科における自己調整学習
         ―誤ルールの修正に焦点を当てて
     第1節 理科学習の特徴としての誤ルールとそのモニタリング
     第2節 理科の学習における学習方略と自己調整学習
     第3節 理科の自己調整学習にかかわる残された問題

    第10章 英語教育
     第1節 第二言語学習と自己調整学習の接点
     第2節 学習者と教師の視点からみる動機づけ研究と学習方略研究
     第3節 自己調整学習者を育てるために
     第4節 最後に

    第11章 日本語教育における自己調整学習
     第1節 はじめに
     第2節 日本語運用力の熟達と自己調整学習
     第3節 自己の学習スタイルへの気づき
          ―多文化間学習環境における実践
     第4節 まとめ

    第12章 自己調整学習を育てる大学教育
     第1節 自己調整学習からみた大学教育の特徴
     第2節 大学教育における自己調整学習の概要と関連要因
     第3節 自己調整学習を育てる大学授業の事例
     第4節 展望―今後の課題
     
    第13章 自己調整学習と家庭学習
     第1節 はじめに
     第2節 家庭学習の指導・支援
     第3節 学校での学習と家庭学習の関連づけ
     第4節 今後の研究に必要な枠組み
     第5節 終わりに

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