弱いロボット

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2012-09-01
分野: 看護学  >  看護学一般
ISBN: 9784260016735
シリーズ: ケアをひらく
書籍・雑誌
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2,200 円(税込)

商品紹介

ゴミを見つけるけれど拾えない、雑談はするけれど何を言っているかわからない―そんな不思議な「引き算のロボット」を作り続けるロボット学者がいる。彼の眼には、挨拶をしたり、おしゃべりをしたり、歩いたりの「なにげない行為」に潜む“奇跡”が見える。他力本願なロボットを通して、日常生活動作を規定している「賭けと受け」の関係を明るみに出し、ケアをすることの意味を深いところで肯定してくれる異色作!

目次

  • 弱いロボット

    ―目次―

    第1章 言葉のもつリアリティを求めて
     1 そのしゃべりで暮らしていけるの!?
     2 雑談の雰囲気をコンピュータで作り出せないか

    第2章 アナログへの回帰、身体への回帰
     1 嵐の前の静けさ
     2 とりあえず作ってみる
     3 もっとソーシャルに!

    第3章 賭けと受け
     1 「静歩行」から「動歩行」へ
     2 言い直し、言い淀みはなぜ生じるのか
     3 行為者の内なる視点から
     4 おしゃべりの「謎」に挑む
     5 「地面」と「他者」はどこが違うのか

    interview 「とりあえずの一歩」を踏み出すために

    第4章 関係へのまなざし
     1 一人ではなにもできないロボット
     2 サイモンの蟻
     3 ロボットのデザインに対する二つのアプローチ

    第5章 弱さをちからに
     1 乳幼児の不思議なちから
     2 ロボットの世話を焼く子どもたち
     3 おばあちゃんとの積み木遊び
     4 「対峙する関係」から「並ぶ関係」へ

    第6章 なんだコイツは?
     1 どこかにゴミはないかなぁ
     2 「ゴミ箱ロボット」の誕生
     3 ロボットとの社会的な距離
     4 学びにおける双対な関係
     5 ロボット−「コト」を生み出すデバイスとして

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