現代精神医学のゆくえ

出版社: みすず書房
著者:
発行日: 2012-09-24
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784622077077
書籍・雑誌
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7,150 円(税込)

商品紹介

精神医学は今のままでよいか。「生物心理社会折衷主義」が生んでいる弊害や、エヴィデンスに基づく医学を徹底的に批判し、あるべき医学的〈知〉を問う。『現代精神医学原論』の著者が放つ、精神医学の未来を見据えた第二弾。

目次

  • 現代精神医学のゆくえ

    ―目次―

    洞窟の外の光景―日本語版への序文



    第1部 生物心理社会(バイオサイコソーシャル)モデルの興隆
     第1章 寛容さに潜む危険  アドルフ・マイヤーの精神生物学
     第2章 理論はたくさん、時間はちょっと  折衷主義の興隆
     第3章 四方八方に奔走する 
         ロイ・グリンカーによる「折衷主義のための奮闘」
     第4章 医学の新しいモデル
         ジョージ・エンゲルの生物心理社会モデル
     第5章 登場前と登場後
         生物心理社会モデルの先駆者たちと後継者たち
     第6章 停戦  精神医学内戦を調停する

    第2部 生物心理社会(バイオサイコソーシャル)モデルの衰退
     第7章 データに溺れる
     第8章 折衷主義を教える
     第9章 薬物療法のゆがみ
     第10章 現実世界の気まぐれ

    第3部 次に来るものは?
     第11章 エヴィデンスに基づく医学(EBM)の限界
     第12章 オスラーの亡霊
     第13章 二つの文化
     第14章 科学と人文学の間
     第15章 意味の意味  Verstehenを説明する
     第16章 解決の始まり  メソード・ベイスドの精神医学
     第17章 精神医学の新しいヒューマニズム

    あとがき わら人形論法への懸念に対して
    補遺 どうやって教育したらよいか?
         精神科医の教育についての提案
     

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