現生人類の進化とうつ病

出版社: アルタ出版
著者:
発行日: 2013-01-05
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784901694551
書籍・雑誌
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商品紹介

本書は,脳の構成物質であるとともに機能上も重要な役割を果たしている脂質をうつ病に対するアプローチの切り口として取り上げています。ヒトにしかないといわれるうつ病を進化の観点から捉え,そこに脳の脂質を介在させて論じたことで,物質論的な味気ない議論では終わらず,人間という生き物を俯瞰する視点を与えてくれる一冊となっています。

目次

  • 現生人類の進化とうつ病

    ―目次―

    第1章 我々は何故うつ病になるのか
     1. ヒポクラテスとメランコリー
     2. クレペリンと躁うつ病
     3. 下田の執着性気質と躁うつ病
     4. モノアミン仮説
     5. デオキシリボ核酸(DNA)とうつ病

    第2章 現生人類の進化とうつ病
     1. 類人猿とヒト
     2. 初期猿人からアウストラロピテクス:
       500万年前から250万年前
     3. ホモ属(ヒト属):250万年前から20万年前
     4. ホモ・サピエンス:20万年前から現在
     5. ホモ・サピエンスの挑戦
     6. 歴史上の偉人とうつ病
     7. 脂質獲得とうつ病

    第3章 脂質異常とうつ病は関連がある
     1. 脂質の種類
     2. 脂質の役割
     3. 脂質異常とうつ病

    第4章 うつ病に有効な薬物は脂質へ影響がある
     1. 抗うつ薬の細胞膜脂質に対する作用
     2. 抗うつ薬のステロイドホルモンに対する作用
     3. 抗うつ薬の脂肪細胞に対する作用
     4. その他の抗うつ作用のある薬物の脂質への作用

    第5章 うつ病を引き起こす物質は脂質への作用がある
     1. レセルピン
     2. インターフェロン

    第6章 うつ病の発症メカニズムの中心と考えられている
         神経伝達物質は脂質と関連がある
     1. セロトニン受容体による脂質反応
     2. ノルアドレナリン受容体による脂質反応
     3. ステロイドホルモンとセロトニン・ノルアドレナリン

    第7章 過去から未来へ
     1. ヒトの進化とうつ病特徴との関連
     2. うつ病の未来

    第8章 脂肪酸はうつ病を治す
     1. 脂肪酸の種類
     2. オメガ3脂肪酸(DHA,EPA)
     3. オメガ6脂肪酸とオメガ9脂肪酸
     4. うつ病の人が食べる食事 

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