実験医学 31/2 2013年2月増刊号 細胞周期2013
目次
- 実験医学 31/2 2013年2月増刊号 細胞周期2013
―目次―
特集 ヒトと医学のステージへ拡大する細胞周期2013
序にかえて ─再ビッグバン前夜の細胞周期研究─
Overview 細胞周期研究の歴史と生命現象解明への展開
第1章 高等動物における細胞周期制御
1. 脊椎動物未受精卵の分裂停止
─その研究小史と精巧な分子機構
2. ユビキチンシステムによる細胞周期制御と疾患
─腎疾患におけるユビキチンシステムの機能
3. タンパク質分解系による染色体の再複製抑制機構
4. Greatwallによるリン酸化バランス調節に基づくM期開始制御
5. 細胞周期依存的DNA損傷修復のためのdNTPs供給機構
6. セントロメアに存在するユニークなクロマチン構造
7. 染色体分配装置の構造と機能の力学応答
8. 細胞内の紡錘体配置制御システム
第2章 細胞周期と高次な生命現象とのかかわり
1. 発生過程から成体にかけての心筋細胞の増殖パターンは
どのようにつくられ，どのような意義があるのか？
2. 細胞周期による分化制御
3. 細胞老化の不可逆性とその発がん制御における役割
4. 細胞周期抑制因子CDKインヒビターによる造血幹細胞の
維持機構
5. 造血幹細胞におけるG0期の意義
6. G1 期抑制因子による感覚細胞の長期生存維持メカニズム解析
7. 細胞の非対称分裂からみる細胞社会
8. 一次繊毛形成と細胞周期のクロストーク
第3章 細胞周期制御の破綻と疾患
1. 核小体を起点としp53を制御する新規分子PICT1による
細胞増殖制御機構
2. 神経細胞におけるCDK5の機能とその異常活性化による
神経変性疾患
3. 大脳皮質形成と脳疾患：増殖停止した神経細胞における
細胞周期関連分子の新たな機能
4. UVSSA ：転写を阻害するDNA損傷を修復する
紫外線高感受性症候群遺伝子【田中亀代次】
第4章 細胞周期を標的とした治療，創薬の展望
1. がん幹細胞における静止期維持機構の解明と
がん治療への応用
2. 幹細胞および腫瘍の代謝制御を標的とした治療戦略
3. 細胞周期を制御するリン酸化依存タンパク質間相互作用
阻害剤の開発
4. 新しい抗がん剤の開発をめざした，
ゲノムDNA複製開始制御機構の解明
第5章 新しいテクノロジーの台頭
1. ユビキチンオシレイターによる細胞周期可視化
―細胞周期を四次元で理解する
2. 抗リン酸化抗体による新たな細胞周期研究
3. 抗原結合により光る抗体Quenchbodyによる，
細胞周期依存的タンパク質リン酸化の検出
4. ChIP-seq解析をはじめる人のために
─ ENCODEのChIP-seq解析ガイドライン
5. 次世代定量プロテオミクスによる細胞周期研究
6. 計算システム生物学は細胞周期研究に何を貢献できるか？
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