アジアでがんを生き延びる

出版社: 東京大学出版会
著者:
発行日: 2013-04-24
分野: 臨床医学:一般  >  癌/腫瘍一般
ISBN: 9784130634021
書籍・雑誌
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3,520 円(税込)

商品紹介

感染症から非感染症へと疾病構造が変容するなか,アジアにおけるがんは急増している.医療のみならず,政治,経済,外交,文化などさまざまな課題と密接に関わるがんに,私たちはどのように向き合えばよいのか.東京大学日本・アジア学講義を書籍化.

目次

  • アジアでがんを生き延びる

    ―目次―

    はじめに
    プロローグ アジアのがんを見据えたふたつのまなざし

    第I部 日本の医療の課題と展望
    第1講 アジアのがんの特徴と今後の課題
    第2講 医療制度の構図と日本の課題
         ―日本型超高齢社会をいかに迎えるのか 
    第3講 PMDAの機能と改革について 
    第4講 市場主義は医療にふさわしいのか 

    第II部 今、日本ができることとは
    第5講 がん医療とアジア
    第6講 保健・医療分野における先導的成熟国家としての日本
    第7講 グローバルヘルスとがん
    第8講 アジアとともに生きる
         ―経済協力の次に日本が世界で貢献しうること

    第III部 新規医薬品開発の未来
    第9講 アジアでの抗がん剤開発をめぐる状況と
         製薬企業のあり方
    第10講 アジアにおける製薬企業の抗がん剤開発
    第11講 アジア諸国におけるオンコロジー
         ―臨床開発における課題とチャンス
    第12講 日本における抗がん剤の開発物語

    第IV部 グローバリズムとナショナリズムの超克
    第13講 がん撲滅はアジア諸国と日本の共通の連携基盤となるか
    第14講 アジア協調外交におけるリアリズム
    第15講 帰亜親欧―日中の関係をどのように築いていくか

    第V部 がんと文化を考える
    第16講 がんという文化
    第17講 取材者として、がん患者として
    第18講 民間厚生省を目指して

    エピローグ 講義を終えて
          ―専門領域を超えて見えてくるがんの今日的課題
          Cross-boundary Cancer Studiesの地平を目指して

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