神戸大学感染症内科版 TBL

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2013-03-25
分野: 臨床医学:内科  >  感染症/AIDS
ISBN: 9784307101608
書籍・雑誌
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4,950 円(税込)

商品紹介

2012年6月、神戸大学医学部4年生を対象にTeam Based Learning方式で行われた感染症講義を臨場感そのままに書籍化。プロが厳選した臨床解決問題に学生が挑む。本当の問題解決とはなにか? 対話形式のメソッドでその答えを見出していく。感染症の知識はもちろんのこと,臨床推論の方法や検査の価値判断,教科書の選びかたなど役立つトピックが満載。教える立場から教わる立場まで,学生,研修医,指導医におすすめの1冊。

目次

  • 神戸大学感染症内科版 TBL

    ―目次―

    6月18日(月) 1日目 
    第1講
    ・なぜTBLか,PBLの問題はどこにあるのか
    ・シラバスなんて要らない!
    ・診断とは? 病気とは?
    ・病気は恣意的な規定
    ・治療が変われば診断も変わる
    ・「潜在結核」という病気
    ・精神科疾患は個性?
    ・昔の病気は「露骨」だった
    ・病気でなかったものが病気になる日本
    ・尿酸値が高いと治療なのか?
    ・無症候性細菌尿は治療すべきか?
    ・微生物と現象と病気そのもの
    ・病気の時間性
    ・89歳,女性。2週間前から体が痛い
    ・体中が痛いおばあちゃん
    ・病気が不安なおばあちゃん
    ・「なにかあったら」どうするか
    第2講
    ・レポ−トとプロセス評価
    ・「検査をする」という選択肢
    ・検査を選ぶポイント
    ・感染症の診断プロセス
    ・微生物は治療の対象ではない
    ・時間情報の得方
    ・長いスパンの感染症─例外を考える
    ・微生物の見つけ方
    ・感染臓器の見極め方
    ・痛みの話
    ・解剖学的なアプロ−チ
    ・血液検査のピットフォ−ル
    ・コッホの原則
    ・感染経路が大事
    ・そのトキソプラズマは,どこから?
    ・臨床で役立つ感染経路の整理法
    第3講
    ・食品関係者の検便?
    ・「可能性は否定できない」という思考停止
    ・20歳男性,頭痛と発熱
    ・オッカムの剃刀
    ・システム・レビュ−をしよう
    ・髄膜炎を疑ったら─首の診察法1.
    ・仮説生成に基づく問診と診察
    ・喉の診察法
    ・破傷風とは
    ・首の診察法2.
    ・リンパ節腫脹の鑑別
    ・ストレスと発熱
    ・薬物中毒の知識
    ・インフルエンザの診断
    ・HIV感染症とsexual activity
    ・全身性エリテマト−デス(SLE)とは
    ・副鼻腔炎の診察

    6月19日 (火) 2日目
    ・急性副鼻腔炎の診断プロセス
    ・『PubMed』の使い方
    ・病気のシ−ズナリティをみる
    ・病気を解剖学的に考える
    ・急性副鼻腔炎の治療戦略
    ・慢性副鼻腔炎とはなにか
    ・いい教科書の条件
    ・急性副鼻腔炎の診断にCTは必要か?
    ・急性副鼻腔炎に抗菌薬は使うべきか?
    ・頭痛,発熱の鑑別

    6月20日 (水) 3日目 
    第1講
    ・尤度比とアナログな医学の世界,そして重症度
    ・HIV検査のピットフォ−ル
    ・診断アルゴリズムとゲシュタルト
    ・なぜ,論文を読むのか?
    ・論文の構成
    ・MethodsはPECOでみる
    ・上手な発表,そしてエラ−
    第2講
    ・ゲシュタルト診断とは
    ・エビデンスの「レベル」とは
    ・ビタミンEは心臓に良いか?
    ・階層は,本当に階層か?
    ・83歳男性。発熱,腰痛
    ・問診の仕方,病歴のとり方
    ・薬剤歴から導く診断
    ・頻度と程度の重みづけ
    第3講
    ・結核性椎体炎の発生機序
    ・結核性椎体炎の診断
    ・結核性椎体炎の治療戦略
    ・発熱と腰痛の鑑別疾患
    ・わからないときは『エポケ−』
    ・臨床医学のゲ−ム理論

    6月21日(木) 4日目 
    第1講
    ・ポパ−の反証主義
    ・Nの数は大事か?
    ・シミュレ−ショントレ−ニングの方法
    ・ツ反,QFTの検証
    ・ツ反とQFTとはなにか?
    ・QFTの使いどころ
    ・検査の価値判断
    第2講
    ・いよいよ英語で症例
    ・バイタルサインと意識状態の見方
    ・検査値と基準値の考え方
    ・カンジダ感染症の基礎知識
    ・皮疹の原因は……?
    ・免疫抑制のパタ−ン
    第3講
    ・ニュ−モシスチス肺炎の疫学とリスクファクタ−
    ・ニュ−モシスチス肺炎の臨床症状と診断
    ・ヘルペスウイルス感染症の基礎知識
    ・ニュ−モシスチス肺炎の画像診断と次の手
    ・ニュ−モシスチス肺炎とステロイド

    6月22日 (金) 5日目 
    第1講
    ・メタ分析の扱い方
    ・UpToDateの使い方
    ・ニュ−モシスチス肺炎の予防法とその対象
    ・AIDS関連ニュ−モシスチス肺炎と
      Non-HIVニュ−モシスチス肺炎の違い
    第2講
    ・TBL最後のケ−ス1.─症例提示
    第3講
    ・TBL最後のケ−ス2.─鑑別疾患の吟味と検討
    ・そして,診断は……

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