ゲシュタルト診断とは「見た目診断」である.診断を各要素(所見など)の構造物(ゲシュタルト)として捉え,かつ診断のプロセスをブラインドテスト(デギュスタシオン)になぞらえて,日常診療で出会う病気を疾患ごとに,その診断に使われる材料はどんなものがあるか,診断はその材料でどのように組み立てられるかがよくわかるように解説されている.従来とは異なる手法による解説で病気のイメージがよく伝わってきて,診療現場で役にたち,読んで楽しい面白い本! 初学者の診断方法の確立や思考プロセスでの新しい指針となり,さらに若い医師の基本的スキルの向上,ジェネラリスト的医療センスの向上に大いに役立つであろう.
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