「人体発生学を勉強するのか?」という問いとともに、この学問の意義や面白さを説くところから始まる医学部生向けの教科書。本版で新たに追加された「序章」では、文献検索のコツなど、具体的なアドバイスも満載。始原細胞から発生のしくみを平易な文章で説き起こし、各段階の発生機序を時系列的に、そこで起こりうる異常やそれに起因する疾病なども併せて解説。また、臨床現場や基礎的実験にまつわるトピックスとともに、多角的に人体発生学を解説学ぶことができる。臨床応用への記載も充実。明快で鮮やかな図版が本文の理解を助ける(およそ図500点、表20点)