遺伝子医学MOOK(25) エピジェネティクスと病気
商品紹介
病気におけるエピジェネティクスの役割が注目されております。本書ではヒトの病気をエピジェネティクスの観点からそれぞれの病気についての研究の現状を執筆いただくとともに、またエピジェネティクスを標的とした診断や創薬についても、その現状や基礎的技術を知る専門家の方々に解説いただいております。
目次
- 遺伝子医学MOOK(25) エピジェネティクスと病気
―目次―
●第1章 エピジェネティクスの基礎
1．DNAのメチル化
2．ヒストンの脱メチル化とその機能
3．ポリコーム群による遺伝子抑制と
エピジェネティック治療への貢献
4．ノンコーディングRNAとエピジェネティクス
5．エピゲノム解析法
6．国際ヒトエピゲノムコンソーシアム
●第2章 エピジェネティクスと病気
1．がん
1）胃がん
2）肝細胞がん
3）脳腫瘍の発生に関わるエピジェネティクス異常
4）血液腫瘍
5）乳がんのエピゲノム異常と診断・治療への応用
6）がんと細胞老化
7）細胞初期化と発がん
2．環境相互作用・多因子疾患
1）エネルギー代謝のエピジェネティック制御と疾患
2）糖尿病
3）高血圧，腎臓病でのエピジェネティクスの役割
4）アレルギー性疾患
5）骨関節疾患におけるエピジェネティクス
6）Helicobacter pylori 感染によるDNAメチル化異常の誘発
7）環境化学物質とエピゲノム
3．精神神経疾患
1）エピジェネティクスと神経疾患
2）エピジェネティクスと精神疾患
3）レット症候群とMeCP2
4）エピジェネティクスと脳機能
5）脊髄損傷
4．不妊・先天異常
1）ヒト生殖補助医療（ART）とエピジェネティクスの異常
2）産科異常のエピジェネティクス
3）Prader-Willi症候群とAngelman症候群
4）Beckwith-Wiedemann症候群と小児腫瘍
5）インプリント異常症
6）DNAメチル化酵素異常症
7）ヒストン修飾酵素異常症
）コルネリアデランゲ症候群（CdLS）
●第3章 エピジェネティクスの技術開発と創薬
1．DNA修飾の化学的解析の最新基本原理の紹介
2．メチローム解析
3．ヒストン修飾検出法
4．iChIP法による特定ゲノム領域の単離と結合分子の同定
5．次世代エピジェネティックドラッグ開発の最前線
6．エピジェネティクス可視化技術と創薬
7．再生医療とエピジェネティクス
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