発達精神病理学からみた精神分析理論

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2013-11-16
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753310692
書籍・雑誌
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商品紹介

病理は発達様式を再現するという視点をフロイトが最初に示して以来,発達論は多様な変遷を遂げてきた。本書で多くの理論が並列されるのは,複雑で重層的な事象を扱う精神分析学が,それを必要としているからである。著者らは実証的研究に基づくエビデンスという角度からそれら理論を見直しているが,それはエビデンスの有無によって理論の意義を評価するためではない。精神分析的思考にとって実証可能性と理論の重要性とは関係がないのである。理論の実証可能性への目配りを忘れないと同時に,それによって理論の価値を評価しない。これからの精神分析の理論家や実践家にとって必要な姿勢と言えるであろう。

目次

  • 発達精神病理学からみた精神分析理論

    ―目次―

    日本版への序
    序文
    第1章 本書と精神分析基本モデルの紹介
    第2章 フロイト
    第3章 構造論的アプローチ
    第4章 構造論モデルの修正と発展
    第5章 対象関係論序説
    第6章 クライン‐ビオン モデル
    第7章 英国精神分析の「独立」学派
    第8章 北米の対象関係理論家たち
    第9章 対人的‐関係論的アプローチ
    第10章 ボウルビィの愛着理論モデル
    第11章 スキーマ理論と精神分析
    第12章 フォナギーとタルジェによる
         メンタライゼーション・モデル
    第13章 精神分析理論の実践
    第14章 終わりに,そして将来に向けて
    文献
    監訳者
    あとがき

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