幹細胞研究と再生医療
商品紹介
ES/iPS細胞などを用いた安全で実用的な再生医療の実現には，基礎研究で培われてきた幹細胞研究の基盤技術が大いに貢献している．本書では幹細胞の性質の理解・制御から免疫/神経/網膜/軟骨など器官再生に向けた取り組みまでを第一線の研究者により紹介し，がん幹細胞や動物個体内での臓器再生など近年関心を集めているトピックスも取り上げる．
目次
- 幹細胞研究と再生医療
―目次―
総 論
幹細胞研究と再生医療
1 幹細胞の定義
2 核移植技術の応用
3 iPS細胞の発見がもたらしたもの
4 幹細胞研究を通して
第Ｉ部 幹細胞の性質と制御
第1章 多能性幹細胞 ─分化する能力を閉じ込めた「玉手箱」─
第2章 化学修飾mRNAを用いたヒト線維芽細胞の
リプログラミング
第3章 ES/iPS細胞の培養法
第4章 ナイーブ型ES/iPS細胞
─無垢なる生命のはじまりから再生医学─
第5章 造血幹細胞ニッチ
第6章 腸の再生機構
第7章 色素幹細胞の維持制御機構
第8章 精子幹細胞
第II部 がんと幹細胞
第9章 白血病幹細胞
第10章 神経系腫瘍におけるがん幹細胞
第11章 がんとリプログラミング
第III部 幹細胞研究の展開
第12章 細胞運命の直接転換 ─ダイレクトリプログラミング─
第13章 幹細胞のエピジェネティクス
第14章 in vitroにおける眼杯構造と層構造をもつ
網膜組織の自己組織化
第15章 動物個体内での臓器再生
第16章 血液線維素溶解系を起点とした組織再生機構
第IV部 再生医療の実用化に向けて
第17章 免疫の再生
第18章 神経の再生
第19章 幹細胞を用いた網膜の再生
第20章 心筋の再生
第21章 肝臓の再生医療に向けた幹細胞研究の進展
第22章 膵内分泌細胞の再生と医療応用
第23章 腎臓再生の現状と展望
第24章 骨・軟骨再生
第25章 皮膚の幹細胞と再生医療
第26章 歯・歯周組織の再生
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