少年たちの贖罪

出版社: 日本評論社
著者:
発行日: 2014-01-31
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784535563353
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商品紹介

重大事件を犯してしまった少年は、事件後、 何を思い、罪の重さをどう受け止めるのか。 医療少年院の精神科医がみた彼らの姿とは。

目次

  • 少年たちの贖罪

    ―目次―

    1 加害者にかかわるということ
      はじめに
      贖罪について考えること
      治療同盟
      ある手紙
      親子であること

    2 ささやかな贖罪意識
      贖罪教育
      祈る像
      あかぎれの手
      誰のための贖罪か

    3 加害者の負うPTSD
      事件
      事件の背景
      加害者であり、被害者であること
      治療経過

    4 僕たちのロード―家族への想い
      訃報
      義父との対話
      高校時代
      少年院入所
      母親像を超えて
      謝罪の手紙
      保護者会

    5 事件への長い道のり―いきなり型非行と呼ばれた少年
      壊れた日常
      成育歴
      語れなかった想い
      いきなり型非行
      誰かに話せていたら
      地元に帰るということ

    6 重大事件を背負って施設で暮らすということ
      仮面をかぶって
      社会話
      事件を隠しての生活
      施設の生活の始まり
      集団生活への導入
      社会につながるための嘘

    7 別の感覚をもつ「広汎性発達障害」の少年たち
      被害者に謝りようがない
      贖罪のかたち
      事件
      なぜ人を殺してはいけないか
      ルールづくり
      事件という窓

    8 覚せい剤という名の地獄
      葉書
      成育歴
      家族の崩壊
      薬物使用にはまって
      施設生活
      薬物依存者の性格特徴
      事件

    9 加害者家族は加害者か
      果たせなかった面会
      逮捕
      加害者の同胞であること
      加害少年からみた家族
      加害者の親として
      加害者の同胞として

    10 罪の重さと刑の重さ
      罪の重さを量る
      施設送致について
      社会感情
      遺族感情
      養老律令以来の刑罰の思想
      進級

    11 いじめられ体験がもたらしたもの
      団結力
      母親の回想
      いじめの経緯
      いじめられるということ
      事件

    12 母性という神話を求めて
      一三歳の母親
      母親の罪責感がつくりだしたうつ
      「私はただの育児放棄です」
      わが子を亡くした母親の記憶
      母であること、子であること

    13 弱者の犯罪
      避難訓練
      不登校となって
      事件
      亡き父への思い
      弱者の犯罪

    14 性の代償
      検査結果の告知
      成育歴
      性への誘い
      感染
      男性に求めたもの
      命は金で買える

    15 異国の塀の中で
      初診
      故国を捨てて
      日本という異国
      顔のない人
      記念日うつ病

    16 誠意を示すということ
      ある初診患者
      事故の責任
      損害賠償の重み
      治療経過
      急逝した甥のこと
      誠意とは何か

    17 罪を背負って社会で生きていくこと
      「夢」を見た少年たち
      施設退所
      退所への道のり
      どこに退所するか
      社会の中で生きる

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