いまさら聞けない糖尿病診療
出版社: |
南山堂 |
著者: |
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発行日: |
2014-03-14 |
分野: |
臨床医学:内科
>
糖尿病
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ISBN: |
9784525236519 |
書籍・雑誌
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目次
- いまさら聞けない糖尿病診療
―目次―
序 章
ガイドラインを医療現場へ運ぶSDMとは何か ─臨床病期に応じた
糖尿病治療マニュアル,Staged Diabeted Management
1 家庭医の底力に頼るしかない
2 カスタマイズされた日本版─ポケット版は日本のオリジナル
3 プラクティスガイドラインのデザイン
4 プラクティスガイドラインに最終版はない
第1章 検査・診断
A. HbA1cに関するギモン
1 糖尿病診断の手順
2 診断上のHbA1cの用い方
3 HbA1c値と血糖値の乖離があるとき
4 健康診断のHbA1c値の見方
5 HbA1cの目標値
6 HbA1cの解釈と翻訳
7 血糖コントロールのHbA1c目標値
8 腎症例におけるHbA1cの翻訳
B. その他の診断に関するギモン
1 1型糖尿病と膵島関連自己抗体
2 妊娠糖尿病の新しい診断基準
第2章 治 療
A. 食事療法・運動療法に関するギモン
1 低糖質食は本当に有効か
2 低糖質食は長期間続けてもよいのか.
患者にとって長続きするものか
3 1型をDouble Diabetesにするな,2型をメタボにするな
B. 経口血糖降下薬に関するギモン
1 経口血糖降下薬の併用療法
2 ピオグリタゾンは糖尿病の第一選択薬か
3 メトホルミンとピオグリタゾンの併用療法
4 BNP検査とピオグリタゾン投与の適応
5 チアゾリジン薬と骨密度,および膀胱癌のリスク
6 eGFR<60でメトホルミンは投与不可か
7 メトホルミンとインスリン製剤の併用
8 妊婦にメトホルミンを使用してよいのか
9 GLP-1(リラグルチド)の使い方
─インスリン療法中の肥満患者への適応
C. インスリン療法に関するギモン
1 BOT療法は有効か
2 BOTの導入方法と使用するインスリンの違い
3 BOTの適応
4 BOTの副作用(低血糖)とインスリンの種類
5 インスリン混合製剤の用量調整
6 大腸内視鏡検査時のインスリン量の調整
7 インスリン療法の受け入れを忌避する介護施設
8 高齢者のインスリン療法─ 認知症例のコントロール目標
9 インスリン注射の現場の工夫と現実
10 インスリン療法から経口薬への変更を考えるとき
11 インスリン注射にアルコール消毒は不要か
12 カーボカウントについて
D. その他の治療・ケアに関するギモン
1 経管栄養例の血糖コントロール
2 血糖自己測定の回数とタイミング
3 出血傾向がある患者の血糖自己測定
4 血糖自己測定と測定機器の貸与
5 インスリン抗体による不安定(ブリットル)糖尿病例
6 不安定な血糖コントロールへの対処法
7 超高齢者で副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)を
服用している場合の血糖コントロール
第3章 副作用・緊急時対応・合併症
A. 副作用・緊急時対応に関するギモン
1 インスリン療法による低血糖対策
2 原因不明の低血糖
3 DPP-4 阻害薬による低血糖症をめぐって
4 糖尿病ケトアシドーシス患者を病院へ送るまで
5 異常に高い血糖値の患者に遭遇したとき
6 経口摂取できない糖尿病患者の輸液へのインスリン混合
B. 合併症・併発疾患に関するギモン
1 糖尿病とインフルエンザ
2 糖尿病患者が発熱したとき
3 妊娠糖尿病の治療法
4 網膜静脈閉塞症,糖尿病網膜症と血糖コントロール
5 眼科受診促進のための工夫
6 重度の白内障患者の術前血糖はゆっくり下げるべきか
7 腎症合併患者への流動食の使い方
8 肝硬変症を合併した糖尿病腎症の治療
9 肝硬変症例のインスリン療法
10 肝癌合併例にインスリンは禁忌か
11 糖尿病の足病変─看護師を含むケアチームで対応を
12 糖尿病患者の神経障害
13 有痛性神経障害─急性疼痛か慢性疼痛か
14 神経障害性潰瘍か,血管閉塞による壊疽か
15 糖尿病患者の便通異常(糖尿病下痢の疑い?)
16 無力性膀胱例の自己導尿
第4章 日常指導・療養指導・診療連携
A. 患者教育に関するギモン
1 治療意欲の乏しい糖尿病患者の治療
2 メタボリックシンドロームの意味,保健指導
B. 診療連携・社会環境に関するギモン
1 診療連携における循環型パス逆紹介を円滑に行うには
2 診療連携が途切れるとき
3 連携におけるバリアンスの適切な設定
─SDMに示された腎機能に関する設定は適切か
4 医療費が払えない患者─保険制度内での減額は可能か
終 章 これからどうなる「糖尿病診療」
A. 薬物療法
1 R&D(研究・開発段階)にある糖尿病治療薬
2 2型糖尿病の発症因子と薬剤の選択
B. 糖尿病の臨床家の仕事はtranslational missionだ
1 EBMからTranslational Medicineへ
2 Translational Researchから派生─EBMの基本は変わらず
3 実践から生まれる知恵
4 糖尿病におけるTranslational Medicine