在宅療養者が増加し、そのケア内容も多様化・高度化したため、在宅からの医療廃棄物の内容は多岐にわたり、排出量も増加の一途をたどっています。しかし、在宅ケアからの医療廃棄物処理についての明確なガイドラインが整っていないうえ、訪問看護婦が医療廃棄物についての教育を受けたり関連情報に接したりする機会も少なく、在宅からの医療廃棄物にまで訪問看護ステーションの目が行き届かないことも多いようです。本特集では、在宅ケアにおける医療廃棄物問題の現状を知るとともに、先駆的にこの問題に関わられている方の実践報告から、在宅ケアに