自殺予防マニュアル 第3版

出版社: 明石書店
著者:
発行日: 2014-05-01
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784750340067
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

1,100 円(税込)

商品紹介

日本の年間自殺者の約7割がうつ病関連であり、自殺防止に医療の果たす役割は大きい。本書は精神科以外の医療関係者もうつ病を正しく理解し、早期診断と適切な治療につなげることを目的とした実務書の第3版。改訂に際し薬物の処方など最新の知識を盛り込む。

目次

  • 自殺予防マニュアル 第3版

    ―目次―

    はじめに
     1 自殺の現状
     2 自殺予防は医療者全体の問題
     3 自殺の危険因子
      (1)自殺未遂歴
      (2)精神疾患の既往
      (3)事故傾性(accident proness)
      (4)周囲からサポートが得られない状況
     4 「自殺したい」と打ち明けられたら
     まとめ

    I うつ病とはどんな病気なのか(神庭重信)
     1 うつ病とはどのような病気なのでしょうか
      (1)うつ病の原因と分類
      (2)うつ病の症状
      (3)うつ病は再発しやすい
     2 うつ病を見落とさないための重要な知識:うつ病の鑑別診断
      (1)身体症状
      (2)症状の日内変動
      (3)行動の変化:性格の障害との鑑別
      (4)精神病症状(妄想や幻覚など):統合失調症との鑑別
      (5)不安症(不安障害)との合併
      (6)一般疾患との合併
      (7)高齢者・脳の器質的な障害が疑われる場合
      (8)アルコール依存が疑われる場合
      (9)月経前や更年期の症状
      (10)産後うつ病
      (11)重症のうつ病の場合
      (12)慢性化している場合
      (13)躁症状が出現した場合
     3 うつ病を診断するための面接
      (1)抑うつ気分
      (2)興味または喜びの喪失
      (3)食欲の減退または増加
      (4)睡眠障害(不眠または睡眠過多)
      (5)精神運動機能の障害
         (強い焦燥感あるいは逆に精神運動機能の制止)
      (6)疲れやすさ・気力の減退
      (7)強い罪責感
      (8)思考力や集中力の低下
      (9)自殺への思い

    II うつ病の治療
     はじめに
     1 精神療法の原則
      (1)話を聞くこと
      (2)うつ病は治る病気
      (3)休養が第一
      (4)病気だから薬が必要
      (5)うつ病の治療過程と重要な症状
      (6)精神療法で重要なこと
      (7)自殺念慮を訴える人への注意
     2 認知療法
      (1)うつ病患者の認知
        1)恣意的推論
        2)二分割的思考
        3)選択的抽出
        4)拡大視・縮小視
        5)極端な一般化
        6)自己関連づけ
        7)情緒的理由づけ(取り越し苦労)
      (2)認知の歪みをどのように修正するか
     3 リラクゼーションの技法
     4 薬物療法
      (1)SSRI
      (2)SNRI
      (3)ミルタザピン
      (4)スルピリド
     
    III 専門医へ紹介するタイミング
     はじめに
     1 専門医へ紹介したほうがよい場合
      (1)診断に苦慮する場合
      (2)SSRI、SNRI、スルピリドを投与しても
         症状が改善しない場合
      (3)うつ病が重症の場合
      (4)産後うつ病
      (5)躁状態
      (6)自殺念慮が強いうつ病
     2 専門医と一般診療医あるいはかかりつけの医師、
        産業医との連携
     おわりに

    IV 自殺未遂が起きた時の具体的な対応(高橋祥友)
     1 自殺未遂に対しては厳重な警戒を
     2 治療の原則
     3 群発自殺
     まとめ

最近チェックした商品履歴

Loading...