序章 社会学:健康,病気,医療への視座
A 社会学の誕生
B 現代の社会学
C 保健医療社会学の誕生と発展
D 保健医療社会学の対象
第1部 社会学とは
第1章 社会学の基礎概念
A 行為,社会的行為
B 相互行為,社会関係,地位-役割
C 集団,組織,ネットワーク
D 制度,全体社会,グローバル-システム
E 社会変動とグローバリゼーション
第2章 社会学的視点とモデル
A 合意とコンフリクト
B 構造と解釈
C 構造と過程
D 意図せざる結果
E モデルの応用に向けて
第3章 保健医療と社会学
A 社会関係資本
B 公衆衛生と社会医学−医療と社会学の接点
C 病者の視点と社会的視点
D 社会システムとしての医療
E 保健医療と社会学
第4章 社会調査の理論と技法
A 社会調査
B 量的調査と質的調査
C 量的調査の企画と実施
D 質的調査の方法
E 社会調査の倫理
第2部 健康・病気と社会
第5章 健康・病気・ストレスの新しい見方ととらえ方
A 健康・病気の見方・とらえ方のうつりかわり
B 健康・病気の新しい見方ととらえ方
C ストレッサーとストレス,対処,そして健康・病気
第6章 健康・病気の社会格差
A 社会格差と平等
B 健康・病気の社会格差の諸相
C 社会格差による健康格差発生のメカニズム
D 社会格差是正の取り組みと可能性
第7章 「働き方」「働かせ方」と健康・病気
A 「働き方」と「働かせ方」
B 「働き方」「働かせ方」による健康への影響
C 健康に影響を与える職場の要因
D 仕事と生活の調和
第3部 保健医療における行為・関係・組織・制度
第8章 健康・病気行動と病経験
A 健康行動と病気行動
B 病経験
C 病の語り
D ヘルスリテラシー
第9章 患者-医療者関係とコミュニケーション
A コミュニケーション
B 患者-医療者関係とコミュニケーション
C わが国の患者-医療者関係とコミュニケーション
D 患者アドボカシー
E 患者と医療者の協働に向けて
第10章 保健医療の専門職
A 保健医療職種
B 専門職論
C 専門職論の変容
D 看護職論の現在
E 保健医療職種間の協働に向けて
第11章 性・ジェンダー・家族と保健医療
A 性別・性差とは
B ジェンダーとケア役割
C ジェンダーと健康
D 結婚と家族
E 保健医療からみた結婚と家族
F 男女共同参画社会の形成に向けた取り組み
第12章 地域社会と保健医療
A コミュニティと地域
B ソーシャルサポートと社会関係資本
C ヘルスプロモーションにおける地域
D 地域の保健力
E ノーマライゼーションと地域
第13章 保健医療制度
A 福祉国家と社会保障制度
B 保健医療システムと保健医療制度
C わが国の保健医療制度
D わが国の保健医療制度の変容
E わが国の保健医療制度をめぐる課題
第4部 保健医療の現代的課題
第14章 保健医療の現代的変化の位相
A 保健医療システムの現代的変化
B 保健医療システムの変容:近代医療と現代医療
C わが国の医療システムの特徴
D わが国の医療システムの課題
第15章 ケアと医療:新しい地平を求めて
A ケアと医療
B ケア論
C ケア論の歴史的意味
D ケア論の社会的意味
E ケアと医療との新たな関係性に向けて