心理臨床の認知心理学 ― 感情障害の認知モデル

出版社: 培風館
著者:
発行日: 2002-08-31
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784563056605
書籍・雑誌
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商品紹介

抑うつや不安などの感情障害を認知心理学における情報処理の観点からとらえ直し、認知行動的アプローチによる治療のさらなる可能性を説いた専門的解説書。認知科学と臨床心理学のそれぞれにおける豊富な研究成果を緻密に検討し、感情障害の背後にある注意と感情のメカニズムを明らかにする。原書は新しい治療モデルの構築によって認知行動療法の実践面の発展にも大きく貢献し、英国でも高い評価を受けている。認知行動療法に携わる臨床家や、感情障害を含む心理的疾患を扱う臨床領域の研究者、・学生のみならず、注意や感情といった認知領域を専門とする読者にも貴重な示唆を与えてくれる書である。

目次

  • 心理臨床の認知心理学 ― 感情障害の認知モデル

    ―目次―

     1章 はじめに―感情障害の認知理論

    第1部 感情、注意と情報処理
     2章 注意―基礎概念と理論的問題
     3章 注意―個人に関わる複雑な感情的刺激の選択
     4章 感情障害における注意バイアス
     5章 注意における感情的バイアス―理論的問題
     6章 感情障害―注意欠陥

    第2部 感情障害の認知的内容と認知過程
     7章 思考の内容―感情障害における思考
     8章 ストレスの相互作用主義のアプローチ
     9章 自己注目
     10章 注意の操作―治療的な効果はあるのか
     11章 注意障害が先か、感情障害が先か

    第3部 新しい理論的モデルと臨床的意味
     12章 理論的統合―SREF(自己調節実行機能)モデルの提案
     13章 SREFモデルから見た心理療法の効果
     14章 結論

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