疾病、傷害および死因統計分類は、国際的な分類であり、わが国も明治32年からこれを使用しています。この分類は、概ね10年毎に改訂が加えられてきました。第10回修正では、最近の医学の急激な進歩に対応するため大規模な改正が行われ、わが国では平成7年1月より疾病、傷害および死因統計分類(ICD-10準拠)として適用されてきました。平成17年、WHOが1991年以降、2003年までに勧告した改正内容をもとに日本語版の改正が行われ、同年10月7日に告示されました。これにより、疾病、傷害および死因統計分類(ICD-10 2003年版準拠)が、平成18年1月1日から適用となりました。本分類提要は、同改正内容を収載したものとなっています。