小児滲出性中耳炎診療ガイドライン 2015年版

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2015-01-01
分野: 臨床医学:外科  >  耳鼻咽喉/頭頸部
ISBN: 9784307371100
書籍・雑誌
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商品紹介

滲出性中耳炎は、就学前児童の90%が一度は罹患する疾患だが、気づかずに見過ごされると難聴の原因となり、言語発達の遅れが生じるなど、その影響は大きい。本ガイドラインは、小児滲出性中耳炎の定義と病態、診断と検査法を解説した上で、その治療法についてはCQ形式で示した。さらに、ハイリスク群であるダウン症・口蓋裂の取扱いは別に記述した。日本の現状を考慮し日常診療の充実を願って作成された、国内初のガイドラインとなっている。

目次

  • 小児滲出性中耳炎診療ガイドライン 2015年版

    ―目次―


    CQ・推奨一覧
    巻頭カラ−付図
    I.小児滲出性中耳炎の鼓膜所見
    II.小児滲出性中耳炎診療時の問診項目
    III.小児滲出性中耳炎の診療アルゴリズム

    1.要約
    2.作成者
    3.資金提供者・スポンサ−
    4.前書き
    5.作成目的ならびに目標
    6.利用者
    7.対象
    8.エビデンスの収集
     1)文献検索
     2)文献採択の方針
    9.エビデンスの評価
    10.推奨および推奨度の決定基準
    11.リリ−ス前のレビュ−
     1)AGREE IIによる評価
     2)自由形式による評価
     3)外部評価に対するガイドラン作成委員会の対応
    12.更新の計画
    13.推奨および理由説明
    14.患者の希望
    15.診療アルゴリズム
    16.実施における検討事項
    17.小児滲出性中耳炎の定義
    18.小児滲出性中耳炎の病因・病態
    19.小児滲出性中耳炎の合併症と後遺症
     1)鼓膜の菲薄化、接着(アテレクタシス)と癒着性中耳炎
     2)鼓膜硬化
     3)真珠腫性中耳炎(中耳真珠腫)
    20.診断・検査法
     20−1.滲出性中耳炎の病態把握に、問診は有用か
     20−2.滲出性中耳炎は、どのような鼓膜所見のときに
         診断されるか
     20−3.滲出性中耳炎の病態観察に、気密耳鏡
         (ニュ−マチック・オトスコ−プ)は有用か
     20−4.滲出性中耳炎の診断に、純音聴力検査は有用か
     20−5.滲出性中耳炎の診断に、ティンパノメトリ−は有用か
     20−6.滲出性中耳炎の難聴の診断に、耳音響放射は有用か
     20−7.滲出性中耳炎の病態把握に、周辺器官
         (鼻副鼻腔、上咽頭)の所見は有用か
     20−8.滲出性中耳炎の病態把握に、言語発達検査
         (構音検査、発達検査)は有用か
     20−9.滲出性中耳炎の診断に、画像検査は有用か
    21.治療(Clinical Questions)
     CQ1.滲出性中耳炎の経過観察期間は、どのくらいが適切か
     CQ2.滲出性中耳炎に、抗菌薬投与は有効か
     CQ3.滲出性中耳炎に、抗菌薬以外の薬物療法は有効か
     CQ4.滲出性中耳炎に、薬物以外の保存的治療
        (局所処置や自己通気)は有効か
     CQ5.鼓膜換気チュ−ブ留置術はどのような症例に適応となるか
     CQ6.鼓膜換気チュ−ブの術後管理はどのように行うか
     CQ7.鼓膜換気チュ−ブはいつまで留置すべきか
     CQ8.アデノイド切除術はどのような症例に適応となるか
     CQ9.その他の外科的治療(鼓膜切開術、口蓋扁桃摘出術)
        について
     21−10.小児滲出性中耳炎の診療アルゴリズム
    22.ダウン症、口蓋裂に対する取り扱い
     22−1.ダウン症に対する取り扱い
     22−2.口蓋裂に対する取り扱い
    23.検索式一覧

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