精神病理・精神療法の展開

出版社: 中山書店
著者:
発行日: 2015-03-10
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784521740911
書籍・雑誌
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3,520 円(税込)

商品紹介

わが国の精神科治療は薬物療法に大きな力点が置かれるようになり、その結果すべての医学的治療の原点となるべき精神療法的関与の重要性が等閑視される傾向がある。人間を理解する今日的パラダイムとして、DNAの二重らせんに心理・社会状況をもう一つのらせんに加えた三重らせんの視点が望まれる。著者の長年にわたり取り組んできた、精神病理学・精神療法の実際を開陳した1冊。

目次

  • 精神病理・精神療法の展開

    ―目次―

    第一部 薬物療法と非薬物療法
     第一章 プラセボ効果の吟味と精神療法の意義
     第二章 精神科臨床における「無条件の歓待」
     第三章 精神科作業療法―大正・昭和初期の作業療法をふまえて
     第四章 リハビリテーション
          ―生命力動の視座と人格(・認知・言語)構造の視座
     
    第二部 精神病理学に根ざした病態把握、診断
     第五章 『精神病理学総論』(カール・ヤスパース)
     第六章 統合失調症の診断
          ―分子生物学および精神病理学の見地から
     第七章 内因性うつ病の病態―現象学−人間学の見地から
     第八章 しなやかな病態把握

    第三部 精神分析・森田療法
     第九章 フロイトの精神分析
     第十〇章 転移の諸相、悪性転位の対応
           ―境界性パーソナリティ障碍に注目して
     第一一章 神経衰弱概念を端緒とする精神分析理論と森田理論

    第四部 がん患者への対応
     第一二章 がん患者への病名告知
           ―メンタルキャパシティへの配慮
     第一三章 宗教(カトリシズム、プロテスタンティズム、仏教)
           が医療に果たした役割
           ―わが国の緩和医療の今後を考えながら

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