匂いコミュニケーション

出版社: 共立出版
著者:
発行日: 2015-03-30
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784320057913
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

3,300 円(税込)

商品紹介

人間社会で嫌悪されている体臭は,動物,中でも哺乳類の世界において最も重要なコミュニケーションツールとなっている。本書は,匂いコミュニケーションにかかわる化学物質“フェロモン”と,多くの哺乳類がフェロモン受容に用いている“鋤鼻器”という感覚器について, 専門的な解説のみならず,当該研究分野の面白さを伝える読みもの的な部分や学術論文には書けない筆者らの妄想(?)も織り交ぜながら丁寧に解説する。

目次

  • 匂いコミュニケーション

    ―目次―

    第1章 はじめに

    第2章 匂いによるコミュニケーション
     2.1 動物の行動と匂いコミュニケーション
     2.2 ヒトと匂いコミュニケーション
     
    第3章 匂いコミュニケーションを司るフェロモン
     3.1 フェロモン
     3.2 リリーサーフェロモン
     3.3 プライマーフェロモン
     3.4 哺乳類以外の脊椎動物のフェロモン
     3.5 フェロモン作用機序の解明への展望

    第4章 フェロモンを感じる機構
     4.1 鼻腔の構造
     4.2 匂い物質を受容する嗅粘膜
     4.3 フェロモンを受容する『鋤鼻器』
     4.4 嗅覚受容体と鋤鼻受容体
     4.5 鋤鼻受容体がフェロモンを感じる仕組み
     4.6 鋤鼻器から脳の一次中枢へ
     4.7 嗅球に到達する新生ニューロン
     4.8 嗅球のその先

    第5章 主嗅覚系と鋤鼻系

    第6章 ヒトのフェロモン
     6.1 誤解されたフェロモン
     6.2 ヒトのフェロモン候補物質
     6.3 MHC
     6.4 ヒトの鋤鼻器
     6.5 ヒトのフェロモン作用機序
     6.6 フェロモンを楽しむ

    第7章 フェロモンを感じる神経系(鋤鼻系)研究の流れ
     7.1 鋤鼻系は副嗅覚系?
     7.2 フェロモンの記憶
     7.3 鋤鼻器の系統発生学的研究
     
    第8章 研究最前線 〜鋤鼻系の機能は何か〜
     8.1 細胞レベルのフェロモン受容
     8.2 リガンド提示の工夫によるフェロモン研究
     8.3 特色のある生物検定を利用したフェロモン物質探索
     8.4 鋤鼻機能欠損から考えるフェロモン研究
     8.5 フェロモン情報はどこへ行く
     
    第9章 おわりに

最近チェックした商品履歴

Loading...