ADHD(注意欠如・多動性)は多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障害もしくは行動障害であり、ドイツ語圏ではADHS(Aufmerksamkeitsdefizit-Hyperaktivit?tsst?rung;注意欠陥/多動性障害)と呼ばれています。本書はドイツにおけるADHSの研究史と、その研究に大きく貢献したF. KramerとH. Pollnowの功績をたどった書籍「Wissenschaftsgeschichte der ADHS」を監訳したものです。
目次
注意欠陥/多動性障害の研究史
―目次―
第1章 学問的文脈と政治的文脈から見た注意欠陥多動障害
第2章 ADHS ?学問的概念の歴史的展開の概要
第3章 ADHSにおける将来の重点:就学前児童と臨床ネットワーク
第4章 Kramer-Pollnow賞
―ドイツ生物学的児童青少年精神医学研究顕彰:年代記
第5章 F. M. A. KramerとH. Pollnowの生涯と業績
第6章 児童期における多動性疾患
第7章 F. KramerとH. Pollnowの研究についての説明と解釈
第8章 絵画集