「第2版 臨床薬物動態学」(2007年刊行)の改訂版。 薬物血中濃度を解析する、という従来の薬物動態、TDMのイメージを一新し、薬物血中濃度を用いずに薬物動態の視点、情報を薬物治療のモニターに付加し、モニターの内容を豊富化していくための概念や具体的な方法を示すことに力点を置いています。 薬物動態学の臨床適用という目的に徹した書で、薬物動態の情報をどうやって治療に適用、利用していくかを述べることにより、薬物動態という視点が、薬物治療を適正に遂行していくうえでいかに大切であるかを伝えます。 第3版では、昨今の変化に即した内容の刷新、最近の新薬の例の追加、より実際の状況に即したアプローチの追加、モデリング&シミュレーションについての解説をしています。