社会福祉実践における主体性を尊重した対等な関わりは可能か

出版社: ミネルヴァ書房
著者:
発行日: 2015-04-10
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784623072132
書籍・雑誌
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商品紹介

本書は、社会福祉実践における「利用者主体」「自己決定」をふまえた利用者-援助者関係と利用者(クライエント)の他者性を尊重した援助のあり方を再考したものである。レヴィナスの思想を援用し、利用者の主体性を尊重した援助とはどのようなものか、利用者の尊厳を守るとはいかなることか、利用者-援助者という非対称性の中でワーカーは自らの主体性をどう位置づけるのか、といった原理的諸問題に迫る。ジェンダー、多職種連携、滞日外国人等、近年の社会問題もふまえて考察した1冊。

目次

  • 社会福祉実践における主体性を尊重した対等な関わりは可能か

    ―目次―

    第I部 他者の〈他者性(otherness)〉を尊重する
     第1章 「他者に基礎づけられた倫理」の可能性
         ??傷つきやすい他者への応答
     第2章 満たされるべきニーズ/表明されないニーズ 
     第3章 社会福祉援助におけるジェンダー 

    第II部 ワーカーという主体を再考する
     第4章 文化的他者としての利用者と援助者
         ??外国人住民の増加をめぐって
     第5章 もう一人の他者との連携・協働 
         ??多職種連携・協働の課題とその可能性
     第6章 ワーカーのオートエスノグラフィー
         ??どこまで反省的になれるか
     第7章 方面委員制度にみるケアとコントロールの諸相

    第III部 利用者-援助者関係を考える
     第8章 利用者-援助者関係のバランス
         ??援助するひとと援助されるひととは、
          どこまで対等になれるか
     第9章 自己決定をめぐる支援者の問題 
         ??体験を通した選択肢の獲得に焦点を当てて
     第10章 援助の終結とその評価の意義 

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